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Review List of Tan2 

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     2021/02/26

     ショスタコーヴィチの歌曲は、歌詞がロシア語だということでかなり損をしています。国内盤CDが発売されて「歌詞対訳」が付属しないと、その真価を味わうことが難しいから。
     このCDには、いわくつきの「半形式主義者のラヨーク」が収録されています。演奏内容は非常に優れていて、この曲の真価を味わうのには十分です。
     ただし、この曲の真価を味わうには、自筆譜に書かれた作曲者自身による「序文」とか、歌詞(もちろん作曲者自身による)に込められた皮肉やイヤミ、付けられたメロディーの妙(スターリンの愛したジョージア民謡の引用や、ジダーノフが演説の中で「リムスキー・コルサコフ」の抑揚を間違えたとおりにメロディーを付けている)など、ショスタコーヴィチの「意図」を理解することが必須です。
     その意味で、この曲は全音楽譜出版から出ている「反形式主義的ラヨーク」の楽譜の解説や対訳を見ながら聞くのがよさそうです。
     ショスタコーヴィチがいかに「ユーモアのセンス」にあふれた作曲家であったかがよく分かります。こんな曲を残すなんて、命がかかっていたと思うのですが。

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     2021/02/26

     「アパラチアの春」は、バレエのために13人の演奏者用に作曲した「初演版」(1944)を、作曲者自身が翌1945年に2管編成オーケストラ用の演奏会用組曲に編曲して、一躍コープランドの代表作となった。一般にはこの組曲の形で演奏されることが多い。このスラトキンの演奏は、「バレエ全曲」とあるように、組曲版で削除した初演版も含めて1956年に大編成のオーケストラ用に編曲したもの(?)を用いている。そのため、通常の組曲版では25分程度の演奏時間なのに対して 37 分超である。(演奏の版についてはブックレットにも一切記載なし)
     シェーカー教徒の聖歌である「シンプルギフト」の変奏曲から終曲に至る間に初演版にあった何曲かが挿入されるとともに、「シンプルギフト」の変奏曲の構成や順序も入れ替わっている。初演版どおりではなく、組曲版に近いがそれとも違うようである。
     この版での演奏は他にはほとんど見かけない。
     演奏は、編成が大きい分充実した響きで、スラトキンの指揮できびきび颯爽としたものである。
     「アパラチアの春」を聞きなじんだ方も、一度聞いてみてはいかが?
     「聞け!汝ら!」は1934年のバレエ用の作品で、演奏されることはめったにないので、これも貴重な録音といえる。

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     2021/02/26

     指揮者のアントニ・ヴィトは、Naxos レーベルにたくさんの優れた演奏を録音しています。特に同郷ポーランドのペンデレツキやルトスワフスキは他の追従を許さない名演ぞろいです。では、ロマン派のウェーバーはといえば、これもきっちりと要点を押さえた手堅い演奏です。ニュージーランド交響楽団が、機能的できびきびとよい演奏をしています。
     このCDには、他にはあまり録音の少ない劇付随音楽「トゥーランドット」からの音楽が収録されています。聴いてみれば分かるとおり、ヒンデミット作曲の「ウェーバーの主題による交響的変容」の第2楽章の主題はこの曲からとられています。ここで聴かれる東洋風のちょっと変わった主題を、ヒンデミットがどのように料理して変容させているか、聴き比べてみるのも面白いと思います。

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     2021/02/25

     ウェーバーのピアノ曲?という感じではありますが、紹介文にもあるように、ヒンデミット作曲の管弦楽曲「ウェーバーの主題による交響的変容」の4つの楽章のうち、3つの「元ネタ」がこの中に入っています。
     第1楽章が Op.60 の第4曲、第3楽章が Op.10 の第2曲、第4楽章が Op.60 の第7曲です。(第2楽章は劇付随音楽「トゥーランドット」序曲)
     ヒンデミットは原曲をほぼそのまま使っており、その意味でウェーバーの原曲がそれだけイケてるということにもなります。演奏はなかなかさっそうとしていて音もクリアなので、興味があれば一度聞いてみるとよいでしょう。
     「魔弾の射手」序曲や「尾藤への勧誘」も、2台ピアノだとそれなりに面白いですが、やはりヒンデミットの原曲を聴くというのが最大の興味の対象かなと思います。

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     2018/08/03

    ショスタコーヴィチをマズアの指揮で、ニューヨーク・フィルの演奏で聞く必然性は何もありませんが(強いて言えばバーンスタインの名演を演奏したオケではある)、ショスタコーヴィチを得意とするレイフェルクスの歌唱でもあり、持っていて損のない演奏かと思います。
    最大の「売り」は、作詞者のエフトゥシェンコ(1933〜2017)自身が「バービイ・ヤール」を朗読した音声が収録されていること。2017年4月に亡くなったので、もうその肉声を聞くことはできませんので、ひとつの歴史的記録として持っている価値はあるかもしれません。

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     2013/05/15

     デュカの交響曲は、あまり録音がない中で、このマルティノンの演奏が最高でしょう。フランスの交響曲としてはフランクよりもできがよいと思うのですが、どうしてほとんど演奏されることがないのか、不思議です。プラッソンの「魔法使いは」平均的な演奏。ただし、どこにも明記されていませんが、デルヴォーの「ラ・ペリ」がモノラル録音である点で減点1で、デュカの入門CDとしてはお勧めできません。他のデュカ入門CDで「魔法使い+ペリ」が気に入った方が、交響曲も聴いてみようというときに選ぶCDということだと思います。

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     2013/05/15

    今では初音ミクでもコンピュータでも、こんな演奏を簡単に音にすることができますが、それを生身の人間のアナログで実現したところが偉い! 今後、こういうアプローチやチャレンジをする演奏家、そしてそれをここまで極める演奏家が現れることはないのではないでしょうか。その意味で歴史的価値も含めた貴重な演奏です。初音ミクやコンピュータのような冷たい音楽ではなく、やはり人間の肉声によるほっとする音楽であるところがうれしいです。

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     2013/01/20

     「惑星」1曲でしか知られていないホルストの全体像を知る上で、好企画と思います。ボールト最後の録音である「惑星」だけでも十分元が取れますが、セント・ポール組曲など、むしろこちらの方がホルストらしい佳作が収録されています。「合唱幻想曲」を指揮しているイモージェン・ホルストは娘さんです。

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     2013/01/20

     この曲の最右翼の名演です。シュヴァルツコップはちょっと真面目すぎますが、フィッシャー・ディスカウは余裕の役者ぶりです。男女の歌い分けはおおむね妥当で、2人で歌い継いでいる「トランペットの美しく鳴り響くところ」など、ゾクっとするほど迫真の歌唱です。ただ、この国内盤には歌詞対訳が付いていないのが欠点です。国内盤で買う唯一の理由は歌詞対訳ですので、付けてほしいものです。

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     2013/01/20

     日本ではほとんど演奏されないイギリス音楽ですが(本国でもレパートリーの中心はドイツ音楽らしい)、特にこの作曲家の演奏頻度は極めて低いのではないでしょうか。こうやってまとめて聴いてみると、なかなか手ごわい曲が多いかなと思いますが、こうしたその道のエキスパートの録音で聴けるのは貴重なことです。特にハイティンクの交響曲第1番は聴きごたえがありました。エルガーやヲーン・ウィリアムズに続き、もっと聴かれてもよい作曲家と思います。

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     2013/01/20

     先ごろ亡くなったミシェル・シュヴァルベがソロを弾いた、この曲随一の名盤ですね。管弦楽法の達人と言われながら、自身の管弦楽作品はこの曲とスペイン奇想曲程度しか演奏されない作曲家ですが、管弦楽法の達人との名声を十分に納得させる演奏です。第4楽章のテンポの変化のさせ方など、最近のゲルギエフや小澤などと比べると「古風」な方に属しますが(最近のものの方が楽譜に忠実)、こういう演奏の方が風格があって音楽にはマッチしていると納得させられます(ロストロポーヴィチやコンドラシンも「古風」な方)。この曲の最右翼のリファレンス演奏として、持っていて良いと思います。

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     2012/12/29

     昔から音楽を聴いて来て、今流に言うと「ピュア・オーディオ」しか知らない世代ですが、PCでの音楽管理(データベース化)とインターネットからの音楽情報(タグ情報)入手に惹かれて門をたたきました。もちろん、ハイレゾ音源にも興味はあります。音楽をより楽しむために、より便利により良い音で楽しむために、音楽以外の雑用にPCの大きな力を活用しようと思う方は、目を通してみてはいかがでしょうか。とても分かりやすい本なので、これまで「オーディオ」に馴染んできた方なら、容易に中に入って何をすれば何ができるかが良くわかると思います。
     また、これまで「オーディオ」に憧れながらも遠い存在と思っていた方も、意外に簡単に入れる道ですので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
     今が旬の中身ですので(製品カタログ的な部分など)1年以内に賞味期限が切れる本だと思います。読むなら今、でしょう。
     

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     2012/12/29

     ザビーネの写真が若い!最近のルツェルンなどでの映像だと、歳をとったなあと思いますが。解説書はなく、ザビーネが白いシャツを着た紙ジャケットが4種(すべて異なる写真)と、黒いシャツを着て顔を伏せている紙ジャケットが1枚です。音楽を聴けば良いので(それと美貌なザビーネの写真と)、簡素な装丁とこの値段に大満足です。カラヤンにまつわる事件のことは、ザビーネ本人には、そしてその音楽には関係のないことでしょう。うまいです。

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     2012/12/02

     いつもこの時期になると聴きたくなる名曲「カンタータ・ド・ノエル」の演奏は、古い録音でやや音の悪いのアンセルメ盤、ややバランスの悪いミシェル・コルボ盤で聴いていましたが、演奏・音質・合唱とオーケストラとオルガンのバランスの良いこのCDが決定盤となりました。2度の大戦を直接体験したオネゲルが、人生の最後に到達した平安が見事に表現されていると思います。

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     2012/12/02

     この曲には、長らく作曲者の自演盤しかありませんでしたが、このところこのオールソップ盤に、クリスティアン・ヤルヴィ盤、ケント・ナガノ盤などが出ました。すべて聴いたわけではありませんが、決して「クラシック音楽」ではないこの曲には、自演盤以上にこのオールソップ盤がフィットしていると思います。インターネット上でデモ・ビデオを見る限り、黒人ばかりのゴスペル合唱など、適材の演奏者を集めて熱気の中で録音したようです。バーンスタインに指導を受けてうっとりしている若き日のオールソップ女史の映像もありました。ぞっこん惚れていたようです。
     ラテン語のミサ文を批判的に用い、そこにゴスペルやフォーク、ロック、ブルースも含む英語の寓話を挿入する手口は、明らかにブリテンの「戦争レクイエム」を意識しています。英語の詞の一部は、当時のデュオ・グループ「サイモンとガーファンクル」のポール・サイモンが提供しています。
     ヴェトナム戦争の最中、アメリカの正義への疑問や若者の無気力といった社会風潮に果敢に挑んだバーンスタインの、異形の名作の名演だと思います。

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