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0 people agree with this review 2009/05/03
'00年発表。グラスゴーのギター・バンドとしてスタートし、幾度となく変節漢だの風見鶏だのと呼ばれながらも、ボビーとその仲間はこんなに遠くまで来てしまった。スリルとサスペンスにあふれたこの6枚目のアルバムのただならぬ緊張感に触れて見回すと、あたりはひとつの船影すら見えない大海原。あるいは孤高の地と言うべきか。もちろん「前作からさらにエレクトロニカに傾倒した」というような説明ができないわけではないが、これまでの彼らの変遷があったからこそ至った音であることは疑いようもない。憧れの音楽に向かって、あっちにフラフラ、こっちにフラフラしていたかに見えて、その旅は自分たちだけの音を求め、研ぎ澄ましていくプロセスだった。「スクリーマデリカ」のアシッドな陶酔が、「ギヴ・アウト〜」のオーガニックなグルーヴが、「バニシング・ポイント」のダビーな虚無的熱気が、すべて流れ込んだ本作は、なんでもアリに見えてプライマルでしかありえない純度の高さで胸を打つ。 「絶滅させる者」というタイトルどおり、陰惨でおどろおどろしい空気が全体を包む。激しく殺気立ったサウンドからは怒りが湧き上がらんばかり。NATOの空爆やドラッグなどについて歌った歌詞も然り。しかし、その根底には、自分の純粋な魂を守れ、つねに自分自身であれというボビーの一途な叫びがある。戦場のように描かれる舞台で
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'99年発表。同年のハイロウズは、6月に発表した傑作アルバム「バームクーヘン」と、それに先駆けてスタートした79公演にもおよぶ全国ツアーに全力投球。そのツアーも終盤戦の盛り上がりを迎えている時にリリースされた本作は、勢いのあるツアーの断片を収録した初のライブ・ミニ・アルバムだ。ハイロウズらしいロックンロールとライブ・バンドの疾走感が、わずか6曲の中にも表れている。新曲Dも含まれている。
'99年発表。ひとり多重録音によるアカペラ・シリーズの第3弾が、第2作から13年ぶりに登場した。収録曲は前に映画にも使われた名曲Fなど、50年代から60年代初めのリズム&ブルースがほとんど。最近のR&Bはもちろん、ロックンロールのルーツとなる音楽であり、山下達郎にとってもルーツ。おおらかでスイートなメロディを、彼のシンプルながら艶やかなボーカル&コーラスが際立たせる。
1 people agree with this review 2009/05/03
'99年発表。国歌も思うように歌えない日本ではこんなバンドが生まれることなど夢の夢だろう。星条旗を逆さまにしてアンプに貼りつけ、アメリカの体制をコテンパンに批判し、世界に横行する不公正と暴虐にキバをむく。「心ない体制への怒り」というバンド名を掲げる筋金入りの闘士たちである。ロックはもともと反体制の音楽だとはいえ、ここまで透徹した怒れる若者たちを自分は知らない。 しかし、実のところかつての彼らにはあまりの激しさゆえに近寄り難いというか、「今疲れてるから後にしてくれない?」と言いたくなるようなところがあった。鋼の硬質さを持つサウンドと一瞬もたゆまぬテンションにヘキエキさせられることもしばしばだった。が、この3年ぶりの3枚目のアルバムでは、燃える怒りと舌鋒の鋭さに磨きをか
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'99年発表。1983年以降のワーナー・ブラザーズ/リプリーズ移籍後の代表曲を集めたコンピレーション・アルバム。今さらベスト盤でもないだろうと思うオールド・ファンもいるかもしれないが、ワーナー移籍後のベスト盤はこれが初めてだし、映画「プリティ・ブライド」挿入曲「ブルー・アイズ・ブルー」や99年11月の来日公演でクラプトンと出会った若い世代のファンもいたはずだから、リリースのタイミングとしては悪くない。あとはその内容だが、これもかなり贅沢なものだ。「ティアーズ・イン・ヘヴン」や「チェンジ・ザ・ワールド」など90年代の最新ヒット曲はもちろん、「いとしのレイラ」のアンプラグド・バージョンD、「ワンダフル・トゥナイト」のライブ・エディット・バージョンN、2曲の新曲、さらに日本盤のみボーナス・トラックを加えた全16曲。巧成り名遂げた時代のベスト盤。
'99年発表。1年もスタジオにこもって完成させたという通算5作目のスタジオ録音盤。タイトルはジャマイカの野外移動ディスコを指す言葉。イメージしてください。で、従来のようにラップ、ヒップホップ、ファンク、レゲエなどの要素を多分に含んでいるけど、ハード・ロックなサウンドやキャッチーなメロディのほうが、より訴えてくるかも。プロデューサーはポリスやD・ボウイなど手がけた大物、ヒュー・パジャムだ。
'99年発表。なんと、5年ぶりの本作。その間も、映画のサントラだったり、トレントがプロデュースして自身のレーベルから送り出したマリリン・マンソンの大ブレイクだったり、なんやかんやでN.I.N.の名は語られていたけどね。そして、その脅威の創造性を注ぎ込んだ3rdアルバムは、2枚組の大作。暗く、深く、激しく、葛藤するような音楽は壮大なスケールで、カテゴライズ不可能。だが、圧倒的な存在感で迫ってくる。
'99年発表。ファンにとって、まずうれしいのはCとGで鈴木慶一とのユニット、ビートニクスが復活していることだ(Iもそうだが、これは気の利いたお遊び)。またテクノといえばY.M.O.の頃からのファンである高野寛や元電気グルーヴのまりんらのアルバム参加もしかり。ほかにも山本耀司や女性ボーカル・和田純子などとのコラボレーションで渋いテクノの魅力と、幸宏節ともいえる独自のワビサビのある声を存分に聴かせる。
'99年発表。3年前のラブ・ショップ・ロザリオスに続き、日本屈指のドラマー・中村達也率いる一大ユニットが再始動。またも超強力な作品を世に送り出した。アバンギャルドにスリリングに展開していく楽曲は、タイトルのごとく都会からジャングルまでの世界中を闊歩していくかのようなスケールの大きさを感じさせる。難易度最高級のテクニックで聴かせる爽快感、これが彼らに病みつきになる原因だ。
0 people agree with this review 2009/05/02
'99年発表。前作の日本盤には「ファイナル・ファンタジー」のテーマ曲「アイズ・オン・ミー」が追加され、ツアーやテレビ出演で来日が続き、日本でもはじめて歌手としてのフェイ・ウォンの知名度が広がりました。そのゲームのテーマ曲は英語でしたが、彼女のふだんの音楽はこのアルバムのように中国語です。 ホーム・グラウンドの北京録音の曲もありますが、ツアーで来日後、バンドでドラムを叩いていたロック歌手のドウ・ウェイと離婚したので、今回は彼女のアルバムでおなじみだった彼の名前はありません。そりゃまあ当然ですよね。でも、そんなごたごたを感じさせないで、ACEHのように、いつになくやさしいボーカルを聴かせているのはちょっと意外でした。注目されるのは彼女が香港でブレイクしたころ、よく曲を書いていたC・Y・コンが久しぶりに2曲提供していること(うち1曲は北京語と広東語の2バージョンを収録)。2曲ともザラっとしたノイジーなギター・ロック・ナンバーで、ボーカルにもけっこうエフェクトがかかっていますが、メロディがポップ。彼女のアルバムでおなじみのエイドリアン・チャンの2曲も、1曲は北京語と広東語の2バージョンです。ぼくのお気に入りはマレーシア録音のF。エレクトリック・ピアノやケルティックなハープや室内楽的なストリングスをバックにうたわれる悲しくてクールで美しい歌です。こういうタイプの曲は名曲「わたしの願い」以来ではないかと思います。
4 people agree with this review 2009/05/02
'99年発表。ビートルズ主演のアニメーション映画「イエロー・サブマリン」のサウンドトラックで使用されたビートルズ・ナンバー(つまりボーカル曲)全15曲を収録した"ソング・トラック"。必然的にビートルズ中期の名曲を集めた秀逸なコンピレーションが出来上がってしまうわけだから、これまでに作られてなかったのが不思議なくらい。未発表トラックがあるわけではないけれど、全曲がリミックス&デジタル・リマスタリングされていることもあって、おなじみの名曲たちの印象はオリジナル・バージョンとは異なるものだ。公式にはビートルズ史上初のリミックスについてはファンの間でも賛否両論あるだろうが、ビートルズを知らない子供たちにとっては親しみやすいサウンドになっているはずだから、それはそれでいいんじゃないの?オリジナルはたしかに大切だけれど、原典を神聖化する必要はな
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'99年発表。イギリスのレーベル、ニンジャ・チューンを拠点に、唯一無二の活動を展開したDJ/ターンテーブリストの本作。アメリカのロック・ステディ・クルーやクール・キースなどオールド・スクールの流れのアーティストなど多彩なゲストが参加する。そのうえで、ヒップホップを自由な音楽表現、自己表現の手法と考える彼は、ビートやスクラッチに、エスニック、ラウンジなど多彩な要素を融合し独自の音を作る。
'99年発表。イギー・ポップ、ボビー・ギレスピー、ジム・リードといったゲストに全然名前負けしていない空恐ろしいサイケデリア爆弾。実際ストゥージズの狂気、プライマル・スクリームの享楽、ジザメリの絶望を掛け合わせたようなすさまじいまでの緊張感を感じる。終末感をテーマにした作品としては間違いなくとどめ打ちとなったスケールの傑作。
1 people agree with this review 2009/05/02
'99年発表。イギー・ポップとリリースのタイミングを合わせたのは77年みたいだが、本人は71年の「ハンキー・ドリー」に近いテイストだといっていたとか。1999年というタイミングを意識してこれまでの方法論を総括しようということなのだろうか。サウンドの新味はないが、メロディと声の美しさで酔わせてくれる作品だ。ティン・マシーンのギタリストだったリーヴス・ガブレルスと全曲を共作し共同プロデュース。
'99年発表。反復する快感を知る男、ティム・ゲイン面目躍如の本作だ。一聴して全編がモニター上でのエディットの賜物に聴こえる、切り貼り感たっぷりのプロダクションなんだけど、それにしては音の一粒一粒が柔らかくミルキー。で、深い。さすがオリジナル、後続組にゃ表現できない肉感的ダイナミズムまでを視野に入れ、またもディスコグラフィーを大量パラサイト。変拍子多用のジャジーな楽曲も熱い。たぶん過去最高。
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