TOP > My page > Review List of Adam愛聴者

Review List of Adam愛聴者 

Showing 16 - 20 of 20 items

%%header%%

%%message%%

  • 1 people agree with this review
     2011/05/10

    ジャケットのタイトルから連想されるダンス音楽、かつ共通するドイツ語圏でJ.Straussと同時代だからウィンナワルツとおもったら、かなり違う印象でした。Lumbyeとも違うし、あえて言えばワルツはWaldteufelに近いスタイルでしょうか。行進曲はウィン風「ウンパ調」とは大違いでドイツ行進曲の名曲「旧友」をおもわせる、音楽全体がずっと現代的な感じでした。ほかにも沢山この種の作品がありそうなので、珍曲の宝庫CPOにふさわしい続編を期待します。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 3 people agree with this review
     2011/03/21

    メロディーの美しさでは抜群の「シューベルト交響曲全集」は現在までに20種以上がリリースされたが、二度録音したのはメニューヒンだけである。商業ベースに乗らないのか、交響曲として価値が低いのか、全集魔といわれたN.JarviやHaitinkも途中でやめてしまった。録音は1997年1月(死の2年前)にたった2日で行われたようだ。オーケストラはポーランドの団体でベートーヴェンの交響曲録音にも使われた。前の録音から30年経過して音が良いのは勿論だが(表記がないがアナログ?)、年齢と共にテンポが遅くなる人が多いのにメニューヒンは総体的に速くなっている。特筆すべきは第9番第1楽章の唖然とするほどの快速ぶりである。最速と評価されたDausgaard盤の第1楽章と比較しても更に速い。この他の曲では許容される範囲で気になるほどの速さではない。本全集では両端楽章の提示部は反復されている(提示部の形が異様の第2番第1楽章と、第9番第4楽章では省略)。これも前の全集と異なる点である。交響曲はCD4枚に収まっていて、おまけ?にシューベルト交響曲について対談(ドイツ語)が1枚ついている。故メニューヒン男爵が指揮者としての最初期と最晩年に残した2種の全集がカタログに残っているのは嬉しい。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2011/03/20

    ステレオLP初期(たぶん1960年代)、一人の指揮者による全集盤(輸入盤)として日本で初めて入手可能だったことをおもいだす。分売されていて、商標の関係でHMV赤盤の犬の上にOdeonやAngelのラベルが貼り付けてあった合計5枚を輸入盤屋の「えさ箱」の中で探しまわったものである。当時バイオリニストとして高名だったメニューヒンの指揮というので余技とおもっていた。1990年代に仏EMIでCD化されたので聴きなおしてみた。ステレオ初期の録音なのでダイナミックレンジは狭いが、EMI録音の温和さのせいか、演奏は中庸である意味で平凡に聞こえ、それが特徴といえる。LP片面に収録するために全て1曲20分代で収まるように(第9番だけは両面)演奏され、ソナタ楽章の提示部反復は「未完成」だけである。この中で私は第9番(The Great)の癖のない演奏が気に入っている。1960年代当時はシューベルトの交響曲で知られているのは「未完成」くらいで、あとは殆どマイナーな存在だった。第9番では神がかり的なFurtwangler盤(米Decca)とか快速Munch盤(米RCA)など好きになれず、メニューヒン盤にスタンダードな演奏としての存在価値を感じたからである。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2011/03/20

    Sawallischのシューベルト全集は日本ではバラ売りで発売された。CD化に際して輸入の全集では前半の4曲と後半の4曲が分けて発売されている。私の好みではSawallischには1〜4番の方が向いているとおもっているが、全体を通して完成度の高い良い全集である。このDresden盤の出る前にVSOと録音した1番5番9番があって、初めて第1交響曲を国内盤で聴けた。当時全集に発展すると思われたMaazel盤(DG)もMunchinger盤(London)も何故か第1と第9が欠けていたので不思議であった。かくてSawallischは第1を二度録音したことになる。こちらの方(VSO盤)はCD化されないのだろうか?

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2011/02/25

    EMIのジゼルは、かつて老ウラノワのイギリス公演に際して録音されたFayer盤(モノラルLP)しかないとおもっていた。Kern盤は初めて聴いた。当盤は日本では殆ど出回っていなかったとおもわれる。これまで数種が出ている全曲盤では、上演されるシナリオによって、収容曲数、曲の配列、編曲の有無で著しい相違があるのが特徴だが、Bonyngeによる2種の原典盤?(デッカ)に比べて省略されている曲数は少ないようである。録音が少々古いせいか、我が家の装置で聴くと音がやや硬く、打楽器の賑やかさ(少々うるさい)が印象に残った。一方のバヤデールは第4幕と表示があるが、通常の3幕だての版と重複する曲が多いので、最終幕として通しで上演されるのだろうか。「黄泉の王国」?という副題があるし、ライナーノートによると独立したストーリー性のないバレエとしても存在するらしい。バヤデールは全曲を聴く機会が少なく、かつバレエには素人なのでコメントは控える。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 16 - 20 of 20 items