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10 people agree with this review 2016/05/30
今後20年間は、ベートーベン交響曲全集の王様!! クラシック・ファンなら、誰もが聴きたい観たいベートーベンの交響曲。歴史上の巨匠はもとより、現在の巨匠の演奏も記録メディアから視聴するのが一般的だ。 それ故、どの指揮者も後世へ遺産を遺した。歴史を遡ると、ワインガルトナーやメンゲルベルクに行き付くが、一般的には、1950年前後のトスカニーニやフルトヴェングラーのモノラル録音、1980年代のカラヤンの映像を伴うステレオ録音が、好まれていたと思う。 2015年10月のラトル・ベルリンフィルによる本拠地フィルハーモニーでのチクルス。現在の素晴らしい技術を使って、音も映像も見事に捉えられている。小生は5夜共会場で視聴したが、満席の聴衆の熱狂ぶりは物凄かった。 カラヤンの映像記録から、約30年の年月が経った。久し振りの大全集。今後20年間位、ベートーベン交響曲全集の王様として、輝き続ける様に思う。 ボーナス映像として、ドキュメンタリーやラトルのインタビューがある。何と輸入盤でも、ドイツ語、英語、そして日本語の字幕が付いている。嬉しい!
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5 people agree with this review 2013/11/14
今では、音楽に興味の薄い人々も、元日の恒例イベントとして知っている、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。テレビを通じて、全世界の国々に放送されている。1939年の大晦日に、第1回目がスタートし、今日まで続いている。来春は74回目となる世界の新年の一大イベントとなった。しかし、歴史をたどると、1979年迄と1980年以降とで、大きな変化がある。主観的な表現になるが、ウィーンのイベントからワールドなイベントへの変化である。その良し悪しは、音楽通の各人が決める事として・・・。 このCDのすごみは、古き良き時代の最後のニューイヤー・コンサートのライブ録音である事。そして、ラッキーとしか言い得ない事だが、最初のデジタル録音である事。つまり「DDD」の初めての録音だ。25年の永きに亘り、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを率いてきたボスコフスキーの最後を飾る演奏。演奏会場であるムジークフェラインの、聴衆の雰囲気も現在とは随分異なる。この事もクリアーな録音からよく解る。正に、CDブランドのLegendsそのもの。ぜひ聴いてほしい。
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3 people agree with this review 2013/05/01
9曲の内6曲が1971年10月〜12月に録画・録音されている。カラヤンは63歳。カラヤンとベルリン・フィルの30余年に及ぶコンビの丁度真中の年次に当たる。DVDを見聴きして、カラヤンが絶頂に在る事、ベルリン・フィルの充実度が最高の時期である事が誰の眼にも解るであろう。録画・録音場所の選定や録画スタイルに異論を抱く愛好家が多いのは事実だ。筆者自身もその様に考えていた。しかし、カラヤン自身が考えに考えた上での映像であり、チャレンジであった事が痛いほど画面から解る。幸いフイルムに記録されており、年月を経た今日でも忠実な色再現をしている。音に至っては本当に申し分ない。とかくCDであれDVDであれ、最晩年の物を中心に見聴きする事が多い。今回、このDVDに接し、絶頂期の記録がこの様な形で残されている事の重みに改めて感激し、皆様方にお伝えさせて頂く気持を抱いた。
3 people agree with this review
1 people agree with this review 2012/10/01
秀演揃いだ。ベルリン・フィル創立記念日のイベントらしく、楽員も楽しみながらも引き締まった演奏をしている。1991年の第1回から20世紀の全てのヨーロッパ・コンサートが網羅されている意義は大きい。古い年の画像やカメラワークに多少残念な面もあるが、致し方なしとしよう。今一つ、添付映像のドキュメンタリーも、各々の国・都市に関わった音楽にまつわる内容。一見の価値大だ。リーズナブルだ。ぜひお勧めしたい。
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5 people agree with this review 2012/05/04
届いた全集を聴き始めて、改めてトスカニーニとNBC交響楽団との偉大さを再認識した。好き嫌いは別にして、世界中の音楽の識者といわれる方々から音楽史上No.1の指揮者、更に指揮者の指示通りの演奏をする最強の交響楽団と評価されている。音楽視聴家だけてなく、音楽演奏家にぜひ聴いてほしいものだ。LP,過去のCD,今回のCDと数種類の同演奏録音を保有している曲もあるが、音質も改善されている。CDジャケットも丁寧、外箱はとても豪華。しかも、価格が安く手軽に買えた。ただ、この画面のCD毎の曲目・演奏年月一覧はプリントアウトしておく事をお勧めしたい。CDを取出す時にとても重宝だ。
1 people agree with this review 2012/02/04
「感激の涙が出る程素晴らしい」 発売が遅れて、今日HMVから届いた。早速見聴きしました。87年のカラヤンの演奏は素晴らしい。89年と92年のクライバーの演奏も素晴らしい。74年のボスコフスキーも最高だ。しかし、DVDを見ている感じが残る。12年のヤンソンス、Blu-rayを見ているとは思えない。ウィーンのムジークフェラインに居る様な気分にさせてくれる。
4 people agree with this review 2011/12/24
「ベルリオーズの幻想と言えばミュンシュ。ミュンシュと言えばベルリオーズの幻想」ここまでは異論のないところだ。 ところが、「ミュンシュのどの演奏のどの録音を採るか」となると議論が盛り上がる。 私は次の様に主張する。「そもそも人間が幻想を見るのは一過性。全く同じ幻想を二度と見る事は出来ない」「幻想を何度も見聴きしたければ、別の演奏録音を聴け」と。ミュンシュもその時その時の幻想を見て、指揮したものと考えたい。多くの幻想を体験できる我々は幸せである。
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1 people agree with this review 2011/11/13
理屈抜きに、夢の様な遺産です。クラシック音楽の頂点に君臨するベートーベンの第9交響曲「合唱」。国際的に歴史上最高の指揮者と評価されるトスカニーニ。その演奏が映像で見る事が出来るのです。ステレオでない。カラーでない。それは贅沢です。録音状況や映像の鮮明度云々は更に贅沢な要求。クラシック音楽のファンであればある程、このDVDから種々の事を学ぶ事が出来ます。
4 people agree with this review 2011/07/21
『ベートーベンの第9・合唱』は、音楽の王様である。クラシック音楽の好きな人はもちろん、クラシック音楽に興味の薄い人々でも、良く知っている曲だ。そのどちらかに属する人にも、その中間に位置する人々にも、『一枚だけ買いたいが、お薦めは?』と、問われたら、即座にこのDVDを薦める。「第9ならフルトヴェングラーのバイロイトに限る」とか、「第9より5番の運命だ」とか、異論多々あるだろう。しかし、ワインガルトナー・メンゲルベルク・トスカニーニ・フルトヴェングラー・そしてカラヤンと全ての巨匠が第9には素晴らしい録音を残している。他方、CDとDVDと、どちらを選ぶか。モノクロ・モノラルとカラー・ステレオのどちらを選ぶか。申すまでもない事だ。私は、このジルベスター記念コンサートのライブを採る。編集がなく、臨場感抜群だ。「カラヤンさん、あなた自身はどのDVDをお薦めですか?」お聞きしたいものだ。
3 people agree with this review 2011/06/30
昨年はマーラー生誕150年、今年は逝去100年とマーラーを取り上げた記念コンサートも多い。実はこのワルターの演奏、マーラー生誕100年、逝去50年の記念年に重なる。半世紀前、この録音のLPが超豪華な装丁で発売された。紙製のジャケットではない。トスカニーニ、フルトヴェングラーの2大巨匠が世を去り、残念ながらステレオ録音を残せなかった。一人ワルターがステレオ録音をどうにか遺す事ができた。得意のモーツァルトは他の巨匠の録音もある。ベートーヴェンは更に録音が多い。しかし、マーラーの愛弟子のワルターによるマーラーの演奏は他の演奏と比較する事さえ無意味である。作曲家の心を忠実に表現する演奏はワルターにして出来得た事。 半世紀の歳月が過ぎたとはいえ、もっともっと評価され、この曲のバイブルと評価されるべきである。
1 people agree with this review 2011/06/26
幻想と言えばミュンシュ。ミュンシュと言えば幻想。音楽愛好家の人種・国籍に係わらず、更に時代を超越して語り続けられるであろう。モノクロとは言え、永年指揮されたボストン・シンフォニーと。映像も音も素晴らしい。正に、この曲の永遠の遺産である。
5 people agree with this review 2011/05/01
多くのカラヤンのDVDの中で、No.1である。その理由は、この指揮者のベルリンフィルとの生演奏を何度か見聴きした自分にとって、その雰囲気を最も忠実に録音・録画されているからです。生前のライブ演奏を違和感なく想い起こさせてくれます。
0 people agree with this review 2011/05/01
DVDが素晴らしい。世界一の音響を誇るホールとしても有名であるが、CDはともかくDVDは少ない。 チーフコンダクターのヤンソンスによるコンセルトヘボウと縁の深いマーラーのシンフォニーの最新録音・最新録画。 普段着でリラックスしているこのホール独特の聴衆ではあるが、コンダクターが指揮棒を完全に降ろしてから拍手をする規律の良さはさすがである。 演奏が素晴らしいのは言うまでもないが、ホールや聴衆までも良く捉えている。これもライブならではの素晴らしさでしょう。
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