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Review List of Dreamer Deceiver 

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     2017/05/16

    スウェーデン産正統派メタルで、MERCYFUL FATE影響下のダークメタルを体現するTRIALがMETAL BLADEに移籍して放つ3rdフル。
    前作はNWOTHMを脱却した地点に独自性を打ち立ることに成功した傑作だったが、本作はそれをも超える気迫のこもった会心の一枚。

    まず、パワフルになったサウンド。ベース音も存在感を増し、重厚感が増して、パンチ力とスケール感が上がった。次に、前作で飛躍的成長を見せたリナス・ヨハンソンの歌唱の更なる進化。そのハイトーンは、太いヘッドボイスからファルセッティで鋭いものまで、ますます磨きがかかった。また、エッジを付加する技術が絶妙の域に達したこと、中音域に圧力を得て粘り腰の強さを手に入れたことで、時にディッキンソンやカルロス・ゼマをも彷彿とさせる場面もある。

    アルバム前半@~Dは『動』の世界で、1stに回帰かつパワーアップした正統派メタルのエナジー炸裂の楽曲群。例えるならPORTRAITやATTICを強力にしたような楽曲に、1stで聴かれた“アーチ期FATES WARNINGのような”と形容される変則的な歌メロが乗る。この奇っ怪な歌メロをリナスの強力な歌唱が不思議な説得力を持つものにしている。

    後半E~Gは『静』の世界で、2ndで試みたプログレ的大作主義を深化させた組曲となっている。繊細に音を積み重ね、ドゥーミーな場面を織り交ぜつつ、壮大なスケールで構築される暗黒世界は、メランコリックで重々しくも美しい。チターなど様々な楽器を隠し味に紡ぎ出される楽曲と表現力豊かな歌唱により描き出される世界観は圧倒的!特に哀愁に満ちた旋律と魂を揺さぶる歌唱のGには完全に心を持っていかれた。

    前作同様コスティンによる幻想的なアートワークも素晴らしく、トータルな意味で本作は大傑作であると訴えたい

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