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0 people agree with this review 2008/01/13
'87年発表。ホノボノとした反骨ポップ色を感じさせる前作から、いきなりアク出しまくり破壊的なアヴァギャン・サウンドに変貌した、メジャー・レーベル第2弾。従来の汗くさい肉体派ロックを皮肉り、人間がメカニカルなサウンドを演奏するというスタイルがまさにテクノ的だったが、ケラの唯一無比な詞とボーカルも重要なファクターになっていた。また、楽典でいえば禁則の嵐ともいえる不協和音なアレンジが随所にみられるが、それらを刺激的なエッセンスとして取り込む抜群な感性は筆致に尽くしがたい。この当時のキーボーディストは、三浦俊一。彼のDX-7、POLY6での的を得た音色&フレーズのセンスもピカイチで、聴きごたえ充分。
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0 people agree with this review 2008/01/12
'86年発表。83年にナゴムレコード設立。泉昌之が挿画を描いた「土俵王子」で注目され、チューリップ「心の旅」のパンク・カバーがインディーズ初のオリコン200位入り。各社スカウト合戦の末、「ロックっぽくないから」を理由にキャニオンからデビューを果たす。前作「ビコーズ」は既成曲中心だったが、本作は全曲「終わり」を主題に書き下ろされたコンセプト・アルバム。ケラが心酔するP-MODELから三浦俊一が加入し、ディーヴォ風パラシュート服をまとった当時の有頂天は、テレビ・メディアなどで奔放な活動を繰り広げた。シングル「Bye-Bye」や、ギターの分散和音にシビれる「フーチュラ」などXTCの影響が濃厚。
3 people agree with this review 2008/01/12
'56〜'03年作品。冨田勲が「月の光」で「編曲シリーズ」に取り組む以前、20年間にNHKの番組に提供した大河ドラマを含む前期と、シンセサイザー創作にひと区切りを付け、再び「徳川家康」(83年)でNHK仕事に帰還し「作曲作品」に取り組み始めた後期の作品を、現存するマスター・テープから集めたもの。レコード化を予定していなかったため音は粗いが、オリジナル音源の発掘は画期的。シンセ以前の曲も、「新日本紀行」で拍子木の音に非常階段のエコーを使ったり、「空中都市008」でフランジング効果を導入したりと、もっとも野心的だった時代の記録でもある。モーグ世代には、初音盤化の「ニュース解説」が聴けるのが嬉しい。
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'79年発表。70年代末にS-KENスタジオで起こった「東京ロッカーズ」は日本版ノー・ウェイヴ運動に。CBS・ソニーから同名のVAも発売されたが、本作はそれと対をなす名作VA。79年1月21日、新宿ライヒ館モレノでのライブの実況盤で、プロデュースは当時PAINの鳥井賀句(音楽評論家)。実際はリザード、スピードらも出演しているが、ソニー盤での契約のため割愛され、ゲストで招かれた新世代の8 1/2の演奏が収められた。小森敏明が抜け、上野耕路がマルチ・キーボードを操るギターレス時代の音で、「マネキン人形」、「暗い所で」、「シティー・ボーイ」などのナンバーを、スパークス、初期XTCばりの迫力で演奏。
1 people agree with this review 2008/01/12
'82年発表。ヨーロッパ的と称されたマライアから逃避して、「和」の世界にエキゾティズムを発見する新しい視点を持ち込んだ、本格ダブ・アルバム。基本演奏は清水靖晃とプロデューサーの生田朗によるヘタウマ・ギター、ベースで、それを小野誠彦がテープ・ループなどで処理。「睡蓮」は、後のパリジャン時代を彷彿させるロキシー風テイストで、YMO「中国女」を「テクノデリック」で再演したみたいな音。「美しき天然」ではNHK教育テレビをコラージュ。ヒントになったのはデヴィット・カニンガムで、この後「デメントス」では、素材をすべて彼に渡し「イントロ部分」のみを発注するという挑発的な宿題で、共演を果たしている。
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'81年発表。売れっ子サックス奏者だった清水靖晃は、アルバム「マライア」制作時に集まったメンバーで「反ジャズ」を旗頭にした同名のグループを結成。ビルボックス時代はハード・プログレを追求し、アンディ・マッケイ的役割を務めたが、一方で早くから「ベルリン」など、独自のシュールなソロを発表していた。本作はKYLYN参加後、英国産のダブや同僚だった坂本龍一の変貌に影響されてか、独自の視点で「ダブへの接近」「脱ジャズ」を試みたもの。ボーカルを披露した「HAKO-箱」のテイストには、後のポストモダンなソロ路線の萌芽が。坂本龍一とのデュオ作品「Doll Play」は、教授ファンものけ反るダビーで重厚なサウンド。
'63〜'99年作品。「ピョコッ、ピョコッ」というアトムの足音を始め、非凡なSFサウンドを聞かせた、大野松雄が手掛けた「鉄腕アトム」の効果音を集めた前例のないレコード「鉄腕アトム/音の世界」収録。ビート・オシレーターなる測定用の発振器とリング・モジュレーター、現実音などを素材に、テープ変調で様々な音を取り出す手腕は見事。またマンガの「ドバーッ!」「バキューン!」などの擬態語を、人間の声を電子変調して再現する「オーラル・サウンド」は大野松雄の発明品。64年、米国でも放送され大ヒットするが、アニメ黎明期で動きが稚拙だった「鉄腕アトム」がディズニーやハンナ=バーベラの国民にウケた背景に、大野松雄サウンドの功績があったことは異論の余地はあるまい。
'80年発表。フュージョンに傾倒していたサディスティックスに反発し、鍵盤奏者の今井裕が元モデルでボーカル経験のなかった奥方チーボー(今井チカ)をフロントに結成。香港デビューの仕掛け先行や、渋公最低動員記録を作るなどで、「業界ニュー・ウェーヴ」と蔑称された不幸なバンドだった。だがテクノ=TOKIOの時代に、レゲエ、スカを取り入れた無国籍性を打ち出したのも早かった。加藤和彦プロデュースでデビュー。ガレージ・スタジオでの一発録りを狙った本作は、ルージュの逆井オサム、高橋ゲタ夫らグラム、ジャズ出身メンバーの演奏力あってのもので、やはりカントリーからの転向組、ディーヴォに通ずる緊迫感がある。 ボーナス・トラック、「恋の片道キップ」('81年発表)の詞は結成時に深く関わっていた佐野元春。「Electric Garden」所収の同名の詩があるが、内容はかなり違ってい
'81年発表。前作完成後、ほとんど解散状態にあったハルメンズだが、比賀江隆男が書きためていたデモを、鈴木慶一が「ドゥルッティ・コラムみたい」と激賞して、すべてが動き出した。鈴木慶一のロンドン旅行のパンク体験から、デモ・テープの勢いそのままに、なんと8チャンネルで録音を強行。本人もノー・ウェーヴなギターで参加する「Q-Pダンス」など、ドキュメンタルな一発録音の緊迫感が凄まじい。上野耕路のスパイ、泉水敏郎のヒカシュー加入で主要作家を失うが、ギターの比賀江隆男がグループ第二の黄金期をもたらすことに。後に戸川純が取り上げた「隣りの印度人」、「森の人々」なども、実現しなかったサード用に比賀江隆男が書いた珠玉作。
0 people agree with this review 2008/01/09
'75年発表。企画・構成は「天城越え」で知られる演歌の大御所作詞家、吉岡治。近松門左衛門の「曽根崎心中」をモチーフに、お初と徳兵衛の物語を初子と徳治に置き換え、義太夫とロック・サウンドをミックスした現代譚としてオーディオ・ドラマ化。主演は花柳幻舟と阿部みちお。音楽は、義太夫で竹本弓彌乃太夫、琵琶に平山万佐子、ロック・パートは原田祐臣ドラマー時代のミッキー吉野グループが担当している。タケカワユキヒデもゲスト・ボーカルで参加しており、「淋しい鳩」などはもろゴダイゴ。インスト「輪廻」はローランドのストリングスが気持ちよく、琵琶とフュージョンを合体させたサウンドは、ミッキー吉野編曲の真骨頂。
'81年発表。人気を得て、小川美潮・坂田明でラジオ番組も開始。前作で満足した神谷重徳は消極参加で、スタッフの熱意で実現した冗談のようなセカンド。村上秀一、仙波清彦、川端民生を加えた7人組でクレジットされた。基本的に神谷重徳のトラックは「Chic Tac」などエレクトロ・ジャズ風と真面目で、「Nojari」などは「火サス」のテーマみたい。小川美潮も後の名曲「水」を思わせるブラジル風前衛ポップ「Keiro No Hibi」を初作曲している。後半はラジオのノリそのままに、メインの2人が占拠するスネークマン・ショー風構成で、カラード・ミュージックが参加。クリス・カトラーが絶賛し、NYのレコメンデッドからベスト盤も発売されている。
'81年発表。坂田明のテクノ化アルバム「テノクサカナ」発表時に、「俺のクレジットが小さい」と語ったプロデューサーの神谷重徳が一念発起。当時、KAMIYAスタジオに出入りしていたチャクラの小川美潮、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの千野秀一と4人で結成した、テクノポップの亜変種バンド。「音楽でスポーツする」という人を食ったようなコンセプトで、祭囃子や語り、ボーカリーズ、沈黙など、各人が必殺技を繰り出し、それをMTR上でナウいサウンドに仕上げたもの。自己主張の強い4人の録音風景は、互いのフレーズを消し合うような、バトルロイヤル状態だったとか。音はわかりやすく言えば「極東ノー・ウェイヴ」か。
0 people agree with this review 2008/01/05
0 people agree with this review 2007/12/31
'79年発表。前作に引き続き佐久間正英がアレンジャーとして参加。土屋昌巳、茂木由多加、森園勝敏ら演奏陣のほか、大のSF研究家である作詞家の森雪之丞もブレインに加わっている。ジャケットは知る人ぞ知る高千穂遥率いる作家集団、スタジオぬえが作画。剣道の胴具ロボットや女アンドロイドなど「スター・ウォーズ」に感化されたスペース・オペラを狙っているが、表題曲のアニメ主題歌みたいなロシア民謡風メロディーといい、ジョージ・ルーカスというより東映動画風。「喜びの歌」はベートーヴェン「第九」をウォルター・カーロス風にアレンジし、クラウス・ノミのように朗々と歌っている。「ザ・ガードマン」のカバーはリジーのノリを先駆け。
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