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Review List of 石の薔薇 

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     2011/05/02

    新進気鋭の演奏家がメディア化するプログラムとしてこの作品を、この時点で選んだ演奏家自身の意図は輸入盤では記されていないし、評されてもいない。コンチェルト、そして無伴奏。何か孤独な感じがする。自身の音楽を他の演奏家と共鳴し合うことによって、自らの音楽の世界を深めていくチャンスをこの演奏家は楽しんでいるのだろうか。コンチェルトも指揮者との対話があって、チャンスと言えるかも知れないが。室内楽など、演奏家同士の豊かな音楽対話の可能性があるだろう。個であることにこだわりすぎて、誰とも交流できないままで終わって欲しくない。この作品も、どこまで深く読み込んでの演奏なのか、聴くほどに掴めない。ヨーロッパにいながら日本での演奏活動ばかりが目立っているようだ。ヨーロッパを拠点にして、メディアに踊らされず、日本的個に引きこもらず、自らを破壊しながら、音楽の深みにもっと飛び込んでいって欲しい。

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