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Review List of たまごかけご飯 

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  • 1 people agree with this review
     2009/11/16

    アンセルメの録音に多い、残響の乏しい痩せた音質の録音であり、小編成と聞こえる合唱も含めてガサついた音がかなり気になるが、独唱者2人の気品にあふれた歌唱は捨てがたい魅力がある。特にスゼーのふくよかな歌い口は一聴の価値あり。解釈上珍しいところでは、サンクトゥスの中で合唱が「ホサンナ」を歌い上げる際にホルンだけではなくオルガンがかなり前面に出てくる点で、大時代的な解釈と言えるのかも知れないが、劇的効果は抜群である。

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     2009/11/16

    残響の乏しさはこのコンビの録音では良く見られるところではあるが、ともすれば何がしかの演出をしたがるボロディンの作品で、奇を衒わない淡々とした表情は捨てがたいものがある。20世紀初頭からコンサートでも結構頻繁に取り上げられてきた交響曲第2番に較べて、知名度が格段に低い交響曲第3番は実質的には再創作のような作品であり、またドラマティックな表情を見せる作品ではないが、2つの楽章がそれぞれロシア民謡を題材にした交響詩のような構成を見せて味わい深い。特徴的なのはロジェストヴェンスキー等、他の指揮者の演奏で第2楽章スケルツォの終止がX→Tとなっているのに対して、このアンセルメ盤のみはいきなりTで終止している点であり、このため他の演奏とかなり表情が異なって聴こえる。個人的には最初にこの曲を知ったのがアンセルメ盤であったこともあり、この方が気品のある表現に感じられる。

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     2009/11/14

    ケルビーニは他でも書かれているがサーフェスノイズが酷い部分があり、やや聞きづらい。メンゲルベルクのドヴォルザークはテレフンケンに録音した新世界があるが、これと同様、このチェロ協奏曲でも特に強烈な個性を打ち出すといった感じではなく、ソリストに寄り添う演奏の傾向が強い。ベートーヴェンと違って、ほぼ同時代を生きたメンゲルベルクにとって、十分な位置づけがしにくい作曲家だったのかも知れない。トルトゥリエのチェロは若々しく直截な響きで、オンマイク気味の録音のためもあり大変聴きやすい。全般にトレードマークとも言えるポルタメントの使用は抑え気味で、フランクなどCGO盤の濃厚な表情に慣れているとやや肩透かしを食う感じはあるが、力強い演奏は同じ水準を維持している。

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