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TOP > My page > Review List of たかこ
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3 people agree with this review 2009/10/12
クラシック音楽に詳しい友人に、川原千真さんという、素晴らしい女流ヴァイオリニストの存在を教えて頂き、このCDを購入しました。 友人によると、川原さんがファースト・ヴァイオリンを勤める「古典四重奏団」「アンサンブル音楽三昧」「アンサンブルBWV2001」のライヴの聴衆は少数精鋭。会場は大変な熱気に包まれるそうです。 私は東京に住んでおらず、仕事も多忙でコンサートになかなか行けないのが残念ですが、いつの日か、そのライヴ演奏をこの耳で聴きたいです。 さて、この、バロック・ヴァイオリンによる演奏ですが、シギスヴァルト・クイケン、ルーシー・ファン・ダール、レイチェル・ポッジャー、寺神戸亮等とは少し異なる印象を受けました。 オリジナル楽器演奏に特徴的な、早めで軽快なテンポ、緩急や音の強弱の付け方は、それほど全面に押し出されることなく かといって、モダン楽器演奏で時々耳にするエモーショナルさは無く、冷静で抑制が効いている感じです。 川原さんの、バッソ・コンティヌオ(通奏低音)とその他の声部を明瞭に弾きこなすテクニックに確かなものを覚えました。 川原さんは、モダン・ヴァイオリンも弾かれるとお聞きしております。 是非、モダンでも録音されて、ヘンリク・シェリング、カール・ズスケ、ヤッシャ・ハイフェッツ、ナタン・ミルシュティン、メニューイン等と聴き比べて見たいものです。 川原さんの演奏を聴き、1本のヴァイオリンによって、2重・3重と和音が重ね積み上げられるこの作品は、ヴァイオリンにおける、対位法・ポリフォニーの最高峰だと思いました。
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