"Preludes Books.1, 2 : Noriko Ogawa (1996)"
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gairo | Hokkaido | 不明 | 24/September/2016
このCDは国宝級の価値を持つ。収録は1996年1月5日と6日、小川典子35歳、まさにピアニスト絶頂期の一期一会の記録だ。録音スタッフ、演奏家、出版社、すべて日本人の手になる、しかしこれまで世界の誰も想像だにできなかった高いレベルの演奏が、それにふさわしい音で記録されている、これが国宝級と称する所以である。ここにある熱気は何と表現すべきか。それは強靭なものだが、高度な知性と客観性に支えられて、異次元のドビュッシーを現出させる。しかも驚くべきレベルで透明なのだ。ドビュッシー特有の曖昧な響きをどこまでも熱く透明に現出させると、その曖昧さは極彩色の光彩を放って聴き手を包囲するという逆説、世界の誰が想像しえたであろうか。模糊とした響きが水平に拡散し、互いに重なりあって、ある者は困惑し、ある物はほくそ笑むといった演奏ではまったくない。これは屹立するフルボディのドビュッシーである。万華鏡に比すべき24の小宇宙のどこを切っても、そこからは隔絶した「美」という熱い血が滴り落ちてくるのを聴き手は発見するであろう。それは凄絶とさえ言っていいものだ。この異次元の演奏をくまなく捉えた録音も素晴らしい。廃盤になる前に絶対に入手すべし。0 people agree with this review
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