Hommage A Piazzolla: Kremer(Vn)Sakharov(P)Posch(Cb)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 16/February/2013
このCDがあったからピアソラを知ることができた。ピアソラに辿り着くことができた。現在(2013年)では誰でもピアソラの音楽を知っているだろうが、これからピアソラを知りたい方に第1歩としても薦めたい。もちろん、ピアソラ本人のCDもあるし、彼のバンドネオンが出す太い芯が通った独特の深淵な空気を体感できるわけではない。「クレーメルのピアソラ」だが、他のピアソラ・ブームに乗っかったCDとは一線を画す。 この巻ではバンドネオン(アコーディオン)は登場せず、クレーメルのヴァイオリンが中心。クレーメルが考え、奏でたピアソラへの想いを込めて演奏している。選曲も親しみやすいものが中心。昼に大音量でノリノリで聴くもよし、夜に音を絞ってしんみり聴くもよしのCDだ。ピアソラ本人の演奏と比較してしまうとやはり負けてしまう気がするので★4つとした。クレーメルの演奏と割り切るなら★5つのアイディアと演奏だと思う。1 people agree with this review
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no music no life | 奈良県 | 不明 | 09/June/2012
私は初めて店頭でこのCDジャケットを見た時、 胸倉をつかまれるような衝撃があった。 女の背中の開いたワンピースに黙って手を挿し入れる男。 その突然の出来事に女は鳥肌を立て不安と緊張を感じる。 クレーメルは敢えて自己の世界にとどまり、 タンゴの音楽が根源的に内包している全てを 鋭敏に切なく抱きしめる。 孤独、虚無、静けさ、混沌、不安、許し、暗い情熱、生と死、本能、怒り、哀しみ、絶望、皮肉、欲望、無常。 まるで凍えるような寒さの中、一輪のマッチの火に手をかざす見知らぬ男と女が黙って身を寄せ合い、目が合ってしばらくの無言の後に何かを察し、静かにでも激しく求め愛しあう、そんな印象を与える。 クレーメルは健康的で豊潤なヴァイオリンの音色や奏法を封じ込め、内的緊張とエッヂの効いた切なく哀しい音色で、鋭く曲想へ深く切り込み抉り出す。そのppは震える魂の孤独を伝え、fは心臓を切れ味抜群の真剣で裁たれるよう。4 people agree with this review
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しんのじ | 兵庫県 | 不明 | 10/February/2010
クレーメルの演奏は誰の曲を聴いても全く独特だ。だからギョッとすることも多いし、好みも分かれるだろう。ピアソラの曲を演奏しても、また独特の世界が展開される。クラシックとタンゴでは土台も違うし、ピアソラは本人の演奏が残っているから、タンゴファンにとってクレーメルの弾くピアソラは違和感が大きいだろう。しかし、その違和感はクレーメルが安易なピアソラのモノマネをしなかった結果だと思う。ピアソラらしいピアソラを聴きたければ本人の演奏を聴けばいいのである。新しい解釈、新しいアプローチがあってこそ、昔の音楽は発展したのだし、ピアソラの音楽もまた、そうあるべきだ。どんなに特殊でも音楽的に価値ある解釈なら、これからずっと残っていくだろうし、クレーメルの弾くピアソラもまた、残っていくだけの価値あるものだと思う。7 people agree with this review
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かんぼう | 東京都 | 不明 | 08/January/2006
ピアソラ本人の演奏にあって、他のアーティストのピアソラ演奏に決定的に欠けているもの。それは“ユーモア”である。このアルバムも残念ながらそれが欠落している。ピアソラの芸術がもつ哀愁とは“芸術家の苦悩”などと言うものとは無縁の所から生まれているのである。0 people agree with this review
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