Piano Concerto.1-4: Gilels, Szell / Celveland.o
Showing 1 - 4 of 4 items
-




フランツ | 宮崎県 | 不明 | 20/October/2005
ライブのような熱狂はなく、淡々と誠実に音を刻むオケとピアノ。でもそれで飽き飽きしたり退屈しないのは、変な思い入れ、余計な解釈など一切無く、高い集中力を持って音楽を凝縮させているから。 まさに音楽に対する厳しい姿勢のみが感じられます。と言いながら各曲の3楽章などホルンを目立たせたり、全曲通してsfをかなり強調したり、リズムを硬く取ったり、聞き手を飽きさせない工夫はいっぱい!。プロの職人技満々のCDです。4番の2楽章の静謐さは震撼もの。録音は良くないです。0 people agree with this review
-




ryo | 東京都 | 不明 | 03/May/2005
フルトヴェングラーの「一切が枯れてなければなりません。しかしその中に炎の核があって全体を照らしていなければなりません」という格言を思い出した。印象は「冬の大木」といった感じ。パッと見は葉がないが、大木の中には命が流れている。枯れている、渋い味わい深い演奏。0 people agree with this review
-




彦左衛門 | 福岡 | 不明 | 07/September/2003
セルとギレリスだからさぞかし筋肉質で緊張感溢れる手に汗を握る・・・と思うでしょ?それが実に地味なのだ。両者とも慎重で芳醇さを拒絶し溌剌とした喜びが減じている。責任の半分は潤いの無い録音。セルの好みなのか?意外にいいのが第4番。抑制と慎重から零れ落ちる叙情性。玄人好みの演奏かな。0 people agree with this review
-




彦左衛門 | 福岡 | 不明 | 31/March/2003
両者とも凝縮的な音響・アンサンブルであり(残響の少ない録音もあり)「もっと芳醇な肉汁を味わいたい」と思わないでもない。しかしその精緻さ・正確さは作曲家への尊敬の念から発している。最も優れているのは全く意外にも最も叙情的な第4番。物凄く丁寧で瑞々しい。ギレリス&セルの抑制の美学の勝利。0 people agree with this review
Showing 1 - 4 of 4 items
