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野上勝彦

Books 暁の新月(仮)第一次英亜戦争 / ザ・グレート・ゲームの狭間で

暁の新月(仮)第一次英亜戦争 / ザ・グレート・ゲームの狭間で

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    ニグンノテイオー  |  沖縄県  |  不明  |  25/April/2021

    イギリスがインドを領有していたころ、ロシアの南下政策を止める基地とすべく英軍がアフガンに常駐し、軍紀の乱れから現地女性の尻を追っかけに走ったりと現地人と英軍の間に溝があったというところから物語は始まります。暴動から戦闘に移り、英軍の撤退行と話は転がっていくのですが、パシュトゥン人・イギリス人・万国公法とコーラン・イスラムとキリスト教と言った単純な二項対立な物語と勝手ながら思っていました。そこへ、ビルマ出身の日本人傭兵の子孫というちょっと突飛に思える人物を混ぜ込み、彼が打倒英軍に燃える友人アラムと、ともに行動するイギリス民間人をなんとか救おうとする挿話を入れたことで物語に幅が出て非常に面白いなと感じました。和書では珍しいグレートゲームをテーマにした小説を読みたいなら候補にいれてみてはいかがかと思われます。

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