Beethoven (1770-1827)

CD Sym.9: Celibidache / Munich.po

Sym.9: Celibidache / Munich.po

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  05/November/2010

    現在廃盤なのですが注目しておくべき演奏盤なので私の感じたことをメモする次第です。本盤演奏を含めEMIからリリースされた一群の演奏盤はチェリビダッケの遺族が数々の海賊盤に対抗して一応正規の盤をEMIプロデュースに任せたものですね。そして各盤共通した添付ノートには「自分たちが生きているこの世界のことを、そしてこの世界が今、何を必要としているのか考えていただきたい。CDの箱を開けて、盤をプレーヤーに乗せるまでのほんの一瞬でも・・・」云々の彼らの気持が載っている事にその真意を知りました。チェリビダッケ(当時77歳)指揮MPO/MPOCOその他独唱陣による1989年3/17ライブ録音の第九ですが聴く前から覚悟していた通り?の出来具合・・・ただ、チェリビダッケ自身は「テンポについて部分的に取り出して論じてはいけない」と述べている点を押えつつそれでも何と長く時間をかけた演奏であろうか!との思いは消えません・・・実演奏タイムは@17’27A12’22B17’57C29’24ですが現物はライブですから拍手等のタイムが加わります。第1楽章、ゆっくりしたスタートは当然とも言えるでしょう。しかし一面懐かしい感じもしないではありません。音色は強くなっても艶っぽく立体的な分厚さが特徴です。緊張感から言うと少し不足気味なのかもしれませんがチェリビダッケ節を「さぁ、聴かせてもらいましょうか」という姿勢になっている自分に気がつきます。この楽章最後ソフトに落すのも彼らしいです。第2楽章・・・普通は殺気あるティンパニー協奏曲の如く丁々発矢なのですが少しやっぱり雰囲気が違います。巨大岩を転がすようなティンパニーで実にゆったりした重い歩調であります。構えが大きいとでも言えるのでしょう。途中節が変わる処ではテンポは普通になりますが再びダルく回復?します。第3楽章・・・普通は前二楽章と最終楽章に挟まれた緩徐楽章としてのポイントをあげる処なのですが本演奏はそのポイント期待は薄められてしまいます。それでも流石チェリビダッケ、神秘さにおいては秀逸。主題を歩幅大きく浮かばせ進めて印象的であります。さて、いよいよ最終楽章ちょっとティンパニーがイレギュラーに入ります。低音弦のダラーッとした感じと対照的。以降流れる様にゆっくり進みティンパニーの強め打をバックにオーケストラがやがて歓喜テーマに・・・。独唱陣は結構包容力があり声楽部がスタートして行きます。合唱歓喜テーマもスピードは普通。そして一段落して合唱・・・「抱き合おう」斉唱部分その他・・・が「語り」的な処が実にユニーク、こんなにテンポ落として合唱がよくついて来るなと思われる位解析する様に進みます・・・作為が目立つのは言うまでもありません。最終コーナーでは独唱陣、合唱陣橋渡しのニュアンスが面白いです。フィナーレはヒステリックにならず全合奏、合唱意外とテンポはノーマル?にそして堂々と終わります。なお、このEMI盤以外に同じ組合せメンバーによる演奏で直近日二種の記録盤(3/16演奏タイム@17’37A12’19B17’27C28’40及び3/19演奏タイム@17’18A12’13B17’09C28’10)・・・それこそ海賊盤?・・・があるそうですよ。一般的ではない演奏の記録ですがチェリビダッケ・ファンなら1958年RAIトリノSO共演盤(表示タイム@15’17A11’26B15’28C26’22)とともにチェリビダッケ美学として聴きたい演奏です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    金さん  |  長野県長野市  |  不明  |  14/July/2008

    他の指揮者との比較のために購入しました。チェリ好きではありませんし、確かに万人向けではないですが、普段のチェリの説教くさい長い演奏からすれば、よほと聴きやすく個性に溢れていると思う。第3楽章は美しく歌い上げられているし、4楽章の歓喜のテーマも見事と思う。 録音がやや甘いのが強い音でぼやけた印象を受けるが、もっと悪い状態の録音なんてたくさんあるのだからあまり気にならない。 個性的な解釈ではあるがベートーヴェンからは逸脱していないと感じる。 ソリストは確かに力みもあるが、丁寧に歌っている部分もあり悪いとは一概に言えない。 合唱も上手い。 エキサイティングなだけの最近のとある指揮者の演奏よりはよほど聴くに値する。

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