Beethoven:Symphony No.9 "choral"
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 13/December/2009
インマゼール/AEによる演奏はシューベルト交響曲シリーズで幾分かは把握していたつもりでしたが今般ベートーヴェン交響曲・・・それも象徴的な感動をともすれば強制されがちな第九の演奏盤に接しました。1999年収録のベーレンライター版を採用しオリジナル楽器、ノンヴィブラート奏法による中規模オーケストラ・・・1987年指揮者自らの設立したAE(ウィーンピッチに調整)・・・を振っての第九は所謂先の感動には到らなかったですが別の感情を呼び起こしてはくれた演奏です。私はベーレンライター版の演奏盤に接したのはこのインマゼール盤の少し前に収録されたモダン楽器によるジンマン/TOZによる第九でもうひとつ私の好みにはフィットしなかったのですが多分素人的にテンポの早さに馴染めなかったのでしょう(ジンマン演奏タイムは@13’42A12’15B11’32C8’30D12’59)。インマゼールの演奏は確かに今まで聴いたものよりはテンポは速いかもしれませんが@14’35A13’19B12’43C〜D23’25とそんなに抵抗感なく受け容れられる範囲で逆に性急さが気になる第2楽章は緩めにそして冗長さが気になる第3楽章がキリッとしていることが私には受けいる余地が出来たのかもしれません。第1楽章すっきり澄んだ響きにティンパニーの働きが心地よく第2楽章そのティンパニーが縦横無尽に活躍、強弱のつけ方も明瞭でかつ音色は透明感すら帯びます。第3楽章は当然静かな楽章で室内楽的に時には軽妙さも伴います。そしていよいよ第4楽章エコー気味のティンパニーと如何にも古楽器然とした弦の響きから続けての歓喜のテーマが大袈裟ではなくしかしちゃんとしっかり踏みしめて美しく流れ出しやがて凄まじいティンパニーの前さばきで声楽部分へ突入・・スタートのバリトンも淡白ながらしっかりして歓喜テーマの合唱もじっくり腰をすえて進行して行きます。とにかくこの第九ティンパニーの味付けが効いておりそれが先に述べた別の感動とは違った上手く言えないのですが感情を呼び起こしてはくれた演奏です。素晴らしいランクにさせていただきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)0 people agree with this review
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