Bloom
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hiro | 愛知県 | 不明 | 15/April/2019
夜の底でひっそりと宝石が煌めくかのように、透き通った歌声を聴かせてくれるAreni Agbabianは、カリフォルニア生まれの女性歌手。 祖先をアルメニアに持つそうで、その縁からか2009年以降、アルメニア出身のピアニスト・Tigran Hamasyanのクインテットに参加し、世界各地をツアーするとともに、アルバム「Shadow Theater(2013年)」などに参加してきました。 この「Bloom」は、彼女のECMデビュー作。 Nik Bartsch’s Mobileの「Continuum(2016年)」に参加したNicolas Stockerのパーカッションのみをバックに、秘めやかな儀式のようにピアノを奏で、清らかなヴォイスを響かせています。 全17曲中、Areniのオリジナルが9曲、Nicolasの作品が2曲、AreniとNicolasの共作(たぶんインプロヴィゼーション)が1曲、トラディショナルなどが3曲、そしてなんとECMのオーナーであるManfred Eicherの作品が2曲という構成。 即興のような2分にも満たない小品が6曲(内、Eicherの作品は共に30秒程度)も含まれており、スタジオ内でAreniとNicolasが感性の火花を散らしながら、楽曲を作り上げていったと思われます。特に、Nicolasの作品である16曲目「Colored」は、アルバムが終わってしまったかと思うほど沈黙に近い状態が続くパーカッションのみの曲で、アルバム全体に緊張感が絶えることはありません。 2曲目「Petal One」、5曲目「Petal Two」、14曲目「Full Bloom」は同じ曲で、切ないメロディが繰り返されると、「花弁」「満開」のタイトル通り、花の香りで満たされた美しい情景が目に浮かんでくるかのよう。 全17曲、約51分。録音は、2016年10月、スイス・ルガーノにて。 エンジニアは、Yonathan Avishai「Joys and Solitudes(2019年)」などのECM諸作品や、Alessandro Galatiなどのアルバムで知られる名手・Stefano Amerio。 プロデューサーは、もちろんManfred Eicherです。 各楽曲が共鳴し合い、儚い夢のような世界を形作っていくアルバム。そして、その美しい世界は、現われてはまたどこかへ消えていきます。0 people agree with this review
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