2019: Thielemann / Vpo
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レインボー | 不明 | 不明 | 25/February/2024
毎年新年の元旦に開催される、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサート、指揮者持ち回りで開催していますが、2019年は現代ドイツを代表する指揮者となったクリスティアン・ティーレマンが初登場で担当しました。 近年のニューイヤー・コンサートは楽しい演奏とそうでない演奏と2パターンある様に思いますが、この2019年はその間位だと思います。 ティーレマンの演奏は全体的にシンフォニックで、これはワルツでは良い様に作用していますが、ポルカだと時折ハテナとなる曲もあります。 良くも悪くも重厚なドイツさとウィーン・フィルらしい柔らかなサウンドが同居した演奏だと思うのですが、真面目さが出ていてこれは良いなという曲がないのが難点かもしれません。 また初登場曲は5曲と例年並みで、 その他の作品もニューイヤーでは何度か取り上げられる作品が多く、選曲面でも珍しさがあまりない様に感じる選曲で、前年のムーティの様に選曲面で良ければまだ良かったのですが。 尚、ラデッキー行進曲は例年通り、レオポルド・ヴェニンガー編曲版が使われていますが、翌2020年からはウィーン・フィル版の譜面に変わっており、恐らくこのニューイヤーが最後のヴェニンガー版のラデッキー行進曲の演奏となるでしょう。 録音はソニーだけあり、ライヴながら充分綺麗に録れています。1 people agree with this review
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