またの名をグレイス 上 岩波現代文庫
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ねも | 兵庫県 | 不明 | 14/January/2019
現代カナダ文学を代表する作家のマーガレット・アトウッドの傑作。1843年にカナダで実際に起きたた事件を題材にした小説。 精神科医のジョーダンが殺人で有罪とされたグレイスから話を聞くという構成をとっている。そして、語られる彼女の前半生は悲惨だ。やがて事件の舞台となったキニア邸の女中となるが…。 グレイスに関する謎は多い。彼女が事件にどの程度関与したのか? キニア邸の使用人ジェイムス・マクダ−モットの関係は? ジョーダンに部分的に記憶を喪失しているとグレイスは告げるものの、それは真実か? 多くの証言などが示されるが、完全に納得できるような全体像は浮かんでこなかったが、それこそが“現実”というものなのかもしれない。0 people agree with this review
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