Mundo Civilizado(Civilized World)
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CHAOS AND DISORDER | 不明 | 26/April/2009
'96年発表。アート・リンゼイはニューヨーク生まれの白人だが、3歳から18歳までブラジルで過ごした。それゆえブラジル音楽に造詣が深く、これまでにカエターノ・ヴェローゾやマリーザ・モンチなどのプロデュースを手がけ、ブラジル音楽に新しい地平を切り開いてきた。おそらく彼ほどブラジル音楽を深く愛し、なおかつ理解している米国人はいないだろう。 そんなアートは前衛的なギタリストでもあるが、ここではボーカルに徹している。演奏を務めているのは、ニューヨークとブラジルのミュージシャン。Bはアル・グリーン、Iはプリンスのカバーだが、後者にはブラジルのパーカッション集団チンバラータから3人の精鋭が参加している。 生楽器とドラム・ループなどを組み合わせたサウンドは音数が抑制されており、また、アートは感情を抑え、ささやくように歌っている。いわば"抑制の美学"に貫かれた作品だ。もちろん下敷きになっているのは、ブラジルの古式ゆかしいマーチやボサノバなどで、CとFはポルトガル語で歌われている。 世の中にはいくら音が大きくても、緊張感に乏しい音楽がある。それとは逆にボサノバのようにソフトで静かだが、転調が多く、テンションが高いという音楽もある。アートはそうしたボサノバの本質を見抜いているアーティストだけに、ここで繰り広げられている音楽はつつましく穏やかだが、美しい刺を秘めており、心地よい緊張感にあふれている。 そしてまた、この音楽を聴いていると、ニューヨークとブラジル、遠い過去と今世紀が目の前に立ち現れてくる。とりわけIが喚起するイメージは斬新だ。0 people agree with this review
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y_kin | 不明 | 11/November/2002
『曖昧な存在』のコテコテなボッサから、NW風味を加えつつ、DNA時代のようなノイズ一辺倒とも違う彼独自のスタイルに変貌しつつあるのが分かる。緻密に、濃密になってゆく最近の作品より、シンプルな本作の方が彼の「味」を堪能するには良いかも。1 people agree with this review
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