Sym, 6, : Currentzis / Musicaeterna
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 26/February/2019
ここのレビューでクルレンツィスの「悲愴」を絶賛した者だが、最近全く聴かなくなりクルレンツィスへの疑問が強くなってきていた。マーラーもレビューはスルーするつもりだったが、星1つはいくらなんでも辛すぎると思い拙文をしたためる。「悲愴」は誰とも似ていない演奏と感じたのだが、このマーラーはシノーポリ/シュトゥットガルトに似ている。その分驚きは随分減ったが面白いことは面白い。ただ、抜群に面白いところとそうでもないところが混在している。先のシノーポリと比べると、シノーポリは夢中で棒を振っており、アンサンブルも崩れる寸前までいく。一方クルレンツィスは徹底的に醒めた目線で作り込んでおり、完成度ははるかに高い。半面、シノーポリの迫真性はクルレンツィスにはない。シノーポリのデフォルメは彼の心の吐露として聴き手の琴線に触れるが、クルレンツィスは面白いからやってみた、という以上の印象は残さず心を揺さぶられることはない。否定ばかりのようだが、それでもここまでスコアを読み説く力は非凡としかいいようがないし、それを認めるのにやぶさかではないのだが、この路線ではいずれ行き詰まるのではないか。そしてゲルギエフのような指揮者になってしまうのでは、と危惧している。6 people agree with this review
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