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Zemlinsky (1871-1942)

SACD Zemlinsky Die Seejungfrau, Reger Bocklin Suite, Nielsen Helios Overture : Toshiyuki Kamioka / New Japan Philharmonic (Hybrid)

Zemlinsky Die Seejungfrau, Reger Bocklin Suite, Nielsen Helios Overture : Toshiyuki Kamioka / New Japan Philharmonic (Hybrid)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  19/August/2018

    ニールセンとツェムリンスキーは2017年10月の日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念演奏会からの曲目(この2曲の間に清水和音をソリストとするグリーグのピアノ協奏曲が演奏された)。レーガーは11月のいわば「ベックリン・プログラム」からの一曲(他の曲目はラフマニノフの交響詩『死の島』とカティア・ブニアティシヴィリをソリストとするチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番)。ほんらい統一性のある二種類のプログラムが分断されてしまったのは残念だし、特にブニアティシヴィリとの共演はどんどん先に行きたい独奏者ともう少し粘りたい指揮者が丁々発止のバトルを演ずるスリリングな出来だったが、アーティストの専属関係から見ても協奏曲を入れるのは無理か。 この曲目の中では『人魚姫』が抜群の出来だ。開始まもなくの抒情的な旋律の歌わせ方からして、拍の強弱を目立たせないようにして、つややかに(悪く言うと「のっぺりと」)弦楽器を歌わせる上岡節が早くも顕著。一方、管楽器の浮き立たせなど色彩的なオーケストレーションの生かし方も巧みだし、ドラマティックかつ悲劇的な緩徐楽章である終楽章の美しさは格別。初演前に作曲者が行った第2楽章の大幅なカットを復元した版でも録音されているが(ストゥーゴールズ指揮のONDINE盤)、これは従来の譜面による演奏。『ベックリンによる4つの音詩』は珍しい曲だが、残念ながら曲自体が類型的かつ凡庸。同じ『死の島』の音楽化(レーガーの第3曲がそれ)にしても、ラフマニノフの方が断然、上手だと思うが、ラフマニノフ『死の島』はチャイコフスキー『悲愴』とのカップリングで出ることになった。レーガーのみ最後に拍手入り。

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