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Schubert (1797-1828)

CD Symphony No.9, Die Zauberharfe Overture : Roger Norrington / Stuttgart Radio Symphony Orchestra

Symphony No.9, Die Zauberharfe Overture : Roger Norrington / Stuttgart Radio Symphony Orchestra

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  • ★★★★★ 

    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  10/March/2021

    個性的な解釈でしられるノリントンの最高傑作として、当録音を推す。ノリントンはかつてピリオド楽器によるオーケストラを指揮して、いわゆるピリオド奏法に基づいた解釈を披露してきたのだが、1997年に現代楽器のオーケストラであるシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者となって以降、現代オーケストラをノンヴィブラート主体のピリオド的奏法によってドライヴすることによって、数々の特徴的な録音を世に送り出してきた。私もそれらの録音のうち、全部ではないがかなりの数の録音を聴いた。正直言って、ちょっと奇をてらい過ぎというか、あざとすぎる面があって、面白いところがあるとは思うものの、心酔するといった経験はほとんどないのであるが、このシューベルトは素晴らしかった。おそらくシューベルトの第9交響曲という作品が、ノリントンの解釈と元来良い相性を持っていたのだろう。独特の間合いのフレージング、間隙の多くある素朴な明るさのある響き、しかし時に鋭く差し込む全合奏。そういった要素が、起伏に富んだコントラストを演出し、メリハリ感が楽曲の魅力を活かす方向で助長されている。だから、聴いていて楽しくて美しい。今や私のシューベルトのハ長調交響曲における愛聴盤となるに至った。

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  22/June/2018

    シューベルトの舞踏交響曲としての色彩を放ったノリントンの”ザ・グレート”は20年近くを経ても生命力を失っていない この曲はベートーヴェンで言えば”第7”と”第8”の世界に通じている それは20世紀のロック音楽やミニマム・ミュージックへ続く道でもある 疾走する歌は希望も喜びも哀しみも巻き込んで舞踏の旋風となる 情緒を飛び越えて存在そのものの肯定へ敷衍していく音楽は凛々しく颯爽と駆けていく これでこそノン・ヴィブラートが生きようというもの 強いて言えば もう少し小規模にしてさらに軽みが欲しかった コントラストはもっと緩やかにすればさらに流れがよくなり疾走感が出たのではないかと思う そんなのシューベルトじゃないという人は20世紀趣味に教化されている スコアをご覧になればシューベルトが何を書いたかは自明だと思う 何よりもこの〈走り去る感性〉の煌めきのシャワーを浴びられれば シューベルトの爽快感を感じられるだろう 朋よ一緒に あなたも如何

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  • ★★★★★ 

    春奈  |  東京都  |  不明  |  13/September/2009

    速いテンポとリズミックな演奏で極めて現代的な感覚の「グレート」。インマゼール盤よりも面白いし、成功していると思う。全編飽きのこない工夫された解釈で面白く聴ける。アクセントの付け方も、例えば通常の4連打でも、強、弱、強、弱とやってみたり、最近のノリントンらしい工夫の仕方が目立つ。古楽の感覚を持ち込んだ現代オケの演奏ではなかなか成功していて、面白かった。この調子でノリントンには指揮を続けてもらいたいものだ。ノリントンとシュトゥットガルトのコンビで成功している演奏の一つ。

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  • ★★★★☆ 

    淳  |  大阪市  |  不明  |  08/August/2005

    ↓第4楽章提示部のリピートがないのは・・・です

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  • ★★★★☆ 

    淳  |  大阪市  |  不明  |  25/November/2004

    とにかく速い。速すぎて歌い方が足りないような気がする。しかしものすごい気迫、エネルギーを感じる。第4楽章提示部のがないのは、原典志向のノリントン故に何故だろうか?

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  • ★★★★★ 

    かばくん  |  とちぎ  |  不明  |  11/June/2003

    天国的な長さ? とんでもない。ここに呈示されているのは、ほぼ同じ長さの4つの楽章を持った、ベートーヴェン級の力性の発露としての交響曲。とにかくスリリング。歌曲王シューベルトというのはご親戚の方ですか?

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