Novecento
Customer Reviews
-




(1 posts) -




(0 posts) -




(0 posts) -




(0 posts) -




(0 posts)
Showing 1 - 1 of 1 items
-




宗仲 克己 | 東京都 | 不明 | 28/April/2024
ベルナルド・ベルトルッチ監督の1970年代の傑作群のひとつ『Novecento』(邦題:1900年)のサウンドトラックである。映画は、イタリアで20世紀前半に台頭したファシズムに対する農民の闘いを描いた一大叙事詩である。上映時間が5時間16分の、ベルトルッチ畢生の大作である。友人Eに誘われて、銀座の映画館で第1部と第2部を二週にわたって観た30年前が懐かしい。ヴォルペードが1901年に制作した絵画『Il Quarto Stato』(第四階級)をゆっくりとズームアウトしながら、テーマ曲『Romanzo』のあと、「25, Aprile 1945 il giorno derra liberazione」(1945年4月25日、解放の日)の文字とともに、北イタリアのポー河畔の放牧地を俯瞰するシーンで始まる。背の高い糸杉が逆光に黒々と立ち並び、樹々の間から麗らかな陽光が差し込んでいる。なだらかに左へパンしていく映像の構成力が圧倒的である。撮影はもちろんベルトルッチの盟友ヴィットリオ・ストラーロだ。一年以上にわたった撮影を完了していたベルトルッチは、エンニオ・モリコーネに音楽を依頼した。モリコーネは、映像を観ながら暗闇の中で音符を書き留めたという。 映画 『Novecento』は、公開当初から賛否が大きく分かれ、悪意を込めた誹謗も多く受けた。しかし、モリコーネは「偉大な作品である。」と断言し、坂本龍一は「ベルトルッチの中でも特に好きな作品」と高く評価している。そして、本ディスクの第1曲『Romanzo』は、坂本龍一が自分自身のために選曲した『Funeral Playlist』全33曲の第3曲となった。第二主題「E・D・E・C・・・・」(なんて優美で、そして切ない旋律!)は、変奏も含めて全編に繰り返し登場する。本ディスクの終曲『Olmo e Alfredo』では、琴線に触れるこの第二主題の旋律を、ワルツの伴奏で、声のようなヴィオラ・ソロが情感豊かに歌う。BB、EM、そしてRS、三人の偉大な芸術家を偲んで、私の胸は熱くなる。0 people agree with this review
Showing 1 - 1 of 1 items
