"Symphony No, 5, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1973.5.26 Tokyo Live)"
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まめ | 東京都 | 不明 | 22/September/2011
期待していたよりはSACDの音がクリアでなく残念。なにか一枚もやがかかったような・・・最新のDSDに比べるのは酷だが、ちょっと音の広がりにも欠ける印象。 ただし、演奏は素晴らしいの一言。全体の構成も見事、ソロも現在は失われた当時のソ連のオケ独特の暗い響きと独特の金管のビブラートなど世相を反映しつつ、ムラヴィンスキーの尋常でない統率が感じられ、ライブならではの高揚感と、まさに命がけの演奏とでもいうべき、演奏芸術の一つの極致を感じる。評価は演奏に関して5つ星、録音は3つ星(SACDのクオリティとして)1 people agree with this review
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馬羅 | 愛知県 | 不明 | 07/August/2011
当時、TVとFMで聴いて、エアチェックしたテープ(ソニーの安い3ヘッドオープンリールデッキ)で繰り返し聴いたせいか、同時発売のベト4やクリュイタンスはCDの音から激変したのに、これはむしろ記憶の中に残っている音のイメージに近づいた印象で意外でした。確かに、グランカッサの空気感など放送では伝わらなかった部分は改善されましたが、それで、演奏に対する評価は変わっていません。初めて聴いた時から受けた、あの枯れ木のようなムラヴィンスキーの指揮姿と同じで地味で静謐な演奏という印象はより一層深まったと言えます。5/3の本国での録音のように、(UNO氏が家が揺れると表現した)鬼面人を驚かすサウンドは一切なく、ひたすら楽譜を深く読み込んで沈潜していくようです。コーダでCDでは、突然音量が上がったように感じた部分も、SACDでは自然にそれまで溜め込んだエネルギーを一気に開放していることが分かります。しかし、それが曲の本質ではないという訴えが強く心に圧し掛かってきます。当日の聴衆には失礼ですが、相変わらずの品のないブラボーと拍手は今回思い切ってカットしてくれた方が演奏の余韻をしっかり味わえたような気がします。3 people agree with this review
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シアリル | 島根県 | 不明 | 14/September/2008
久しぶりに引っ張り出して聞いてみた。非常に立派な演奏だと思ったが、どことなく空虚な感じがする。メロディの歌わせ方に濃厚な節回しがないからだろうか。録音も、例えばこの後で出た来日ライヴと比べると、何か大切なものがすっぽり抜け落ちているような気がする。ただ、構成力というか論理展開力というか、形式美では随一であり、これを聴いた後だと他の多くの演奏が粗雑に聞こえる。完全に満足するわけではないけれど、もっとも好きな演奏のひとつであることに変わりはなかった。1 people agree with this review
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カプリッチョ | 東京都 | 不明 | 19/June/2008
ムラビンスキーのライヴはチャイコフスキーの5,6を聴いたが、演奏はとにかく録音状態があまり良くはないという印象が焼き付いて、いつもガッカリさせられて来た。 しかし、このショスタコーヴィッチは本当に素晴らしい。 作曲者がこの演奏を聴いたら 初演者の彼に何と云うだろう。0 people agree with this review
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