"Symphony No, 5, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1973.5.26 Tokyo Live)"
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ワルター・メンゲルベルク | 不明 | 18/August/2008
ムラヴィンスキーの演奏は「両刃の剣」的といえます。切れ味鋭く、一糸乱れず驀進する凄まじさがあります。反面、その鋭さがややもすると逆に作用し、情感を欠ける結果を招いてしまうところもあります。録音も、悪くはないのですが飽和的で漂白されたような音に、何か違和感を感じざるを得ません。演奏・録音双方を勘案すると、アルヴィド・ヤンソンス/レニングラードPOの70年大阪公演盤の方がよいです。言葉は悪いですが、“初演指揮者ムラヴィンスキーの来日公演”というネームバリューが、このCDを批判的に捉えることを否定しているような気がしてなりません。4 people agree with this review
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 13/July/2008
あくまでもこのディスクに関する感想です。演奏は実に端正。テンポもバランスも一切の逸脱なし。クライマックスへ向けての全体の構成も申し分なし。さすが、大変なものを聞かせていただきました、というところです。録音はこれまた一切の誇張がなく、安心して聞くことができます。しかし!しかし!想像ではあっても、実演のダイナミクスとニュアンスは絶対にこんなものではあるまいということもありありと伝わってきます。いかにもそれが口惜しくて減点。指揮者の至芸を偲ぶよすがとしては満点。余程すごいものを期待すると、ちょっと物足りないかも0 people agree with this review
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ゆーさん | 埼玉某所 | 不明 | 24/October/2007
この曲の初演者にしてショスタコーヴィチの最大の理解者を自負していたというムラヴィンスキー。しかし残念ながら、録音には恵まれなかった。同世代のカラヤンのように、もし彼が欧州の著名レーベルと契約していたら、どんなに凄かったかと思うこと頻りだ(逆に、ソ連という場所が彼のような鉄人を生んだとも言える)。演奏は余りに凄まじいのに、録音が余りに貧弱で萎えることがしばしばだ。例外的に、DGが録音したチャイコフスキーの後期交響曲は、初期のステレオながら音質は良好である。さて、当盤はNHKによる最高音質を標榜しているが、それは飽くまで、ムラヴィンスキーの他の来日ライヴの劣悪な音質(本当にヒド過ぎる音質だ)と比較した上での話である。漂白されたような妙な復刻は、レニングラードPO特有の地鳴りのするような音を消し去ってしまっている。演奏は凄まじい。勢いが違うし、終演後のブラボーの嵐にも頷ける。ただし、ソ連の圧政に苦しみながらも表向きには迎合せざるをえなかった作曲家の皮肉(特に終楽章における、いわゆる「強制された歓喜」)を感じるかどうかは、意見が分かれるだろう。0 people agree with this review
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たけかわ | 豊中 | 不明 | 02/April/2007
昔のことですが、私は実演でききました。ベト4のほうが大きな話題になり、かなりしめつけのきびしい緊張感のある演奏で、他ではきけないです。ショスタコはやってることはこの奏者の他の録音と同じ。録音も五十歩百歩。第4楽章の最後の打楽器がすごかったという印象。実演では干物のようなサウンドで潤いがないと感じた。しかしアンコール2曲はすばらしく、今でも最高の演奏だったと思っています。べト4のCDのほうはこのアンコールで購入の価値ありです。こちらは、まあまあいいですという程度。1 people agree with this review
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まっしー | 船橋市 | 不明 | 28/November/2002
先に発売されたCDはオリジナルの音より少し細身になっているような気がするのですが、再発盤の音が気になります。当時、飛行機嫌いのムラヴィンスキーはシベリア鉄道と船を乗り継いではるばる日本にやって来たのでした。ジャケットの写真は横浜港で船から降りて迎えの車に乗り込むところ。外来オケがほんとに凄かった頃のピークをなすドキュメント!0 people agree with this review
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