Saint Francois D'assise: Nagano / Halle O Upshaw Van Dam Merritt
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 03/July/2010
この作品はメシアン芸術の集大成と言えるだろう。彼のアイデンティティーであるキリスト教、鳥の声、東洋音楽(インド)への興味などがはっきりと盛り込まれている。 聖人フランチェスコのエピソードということもあり、メシアン自身の信仰心、共感(?)が強く打ち出され、歌劇というよりオラトリオに近い作品だろう。 CDは1998年のザルツブルグ音楽祭でのライブレコーディングで、ケント・ナガノ指揮、ハレ管弦楽団、アルノルト・シェーンベルク合唱団の演奏。 タイトルロールを歌うジョセ・ヴァン・ダムが素晴らしい。彼はこの作品の初演も歌っており、大切にしている役だという。 この作品の特に第一幕など、美しい声とともにその表現にも磨き上げられたものを感じた。 ヴァン・ダムの魅力をも楽しめる一枚だ。 しかしこのCDは演奏にしても音質にしてもこれがライブ録音かと疑いたくなるような出来だ。 このプロダクションではピーター・セラーズが演出をして話題になったということだが、ぜひ国内版で映像化してもらいたいものだ。 個人的に気になったことを言えば、全曲に登場するモチーフ(テーマ)などは、音階こそ十二音音楽的というのかセリー主義なのかもしれないが、結局はワーグナーのライトモチーフの枠組みで使われており、響きのわりには現代的なものはあまり感じられない。 トゥーランガリラ交響曲にも出てくる有名なモチーフも登場する。(ケント・ナガノのそのモチーフの扱い方があまいというかもっさりした感じがした。もっと目の覚めるようなやり方をして欲しかった。) インド音楽など、東洋の音階の影響によるモチーフも頻繁に登場するが、東洋人の感覚からするとキリスト教の物語でガムラン風の響きが入ってくるとアレッと思ってしまうのだが、どうなんだろう? 合唱の使い方などはさすがキリスト教世界だと思う。 第三幕などは調性がはっきりしていてメシアンの音楽であることを忘れそうになる。2 people agree with this review
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