Winterreise : Padmore(T)Bezuidenhout(Fp)(2017)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 31/October/2021
甘く優しいテノールの発声は時に「今ここで起きていることは夢だったのではないだろうか」と錯覚するかのようにうつろい響く。全体にドラマを進行させている感は少なく、歌として扱っているからこそ「歌として扱うことで、その痛みを忘れ去ってしまいたい」という痛みや苦しみを私は感じる。その背後にフォルテピアノの(響きがキツイというわけではなく、はっきり存在感を持っているという意味で)生々しく影法師のように響いていく。そこで起きていることは夢でなく、現実に若者に覆いかぶさっていることを強調するかのように。 「夢と現実の狭間」を実感させる独特な冬の旅。おすすめです。0 people agree with this review
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 30/January/2018
”冬の旅”はテノールで聴く 愛聴盤はマンメル&スホーンデルヴルト盤そしてパドモア&ルイス盤だ シューベルトの”冬の旅”は出版に際して一部が転調された この初版が流布し歴史の海を渡ってきた 作曲者が承諾したことでお墨付きを得たわけだが シューベルトは調性による構造設計図を綿密に組んでいる 移調は”冬の旅”のデザインを変えたに等しい 楽譜を売らんがための妥協を責めることはできない 今以て作曲で糊口を凌ぐのは難しいのだから しかしピリオド運動がいにしえの名曲から隠れていた宝珠の光を見出した現在 歌曲の原典版による演奏が活発化すべき時が来ている 冒頭に紹介した音盤はその原典版による先鞭を付けた演奏だ そしてここにパドモアが10年ぶりの録音を持ってきた しかもベズイデンホウトによるフォルテピアノと組んでだ 聴き始めて驚く 速い 聴き終わってみれば前回より5分短い 音色と響きが軽やかになり 表情豊かになった 本来の”冬の旅”が聴こえる ”冬の旅”は人生の諦観を歌ったのではない 青春のひとつの挫折と喪失を歌ったのであり 青年はまた憧れと希望を見つけて歩き出す 過去のイメージを捨てて 静謐に耳傾けてみてと朋に言おう あなたも如何3 people agree with this review
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