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つよしくん | 東京都 | 不明 | 19/June/2011
本盤にはドビュッシーの管弦楽のための「映像」のみがおさめられている。所要時間は全体で30分程度。通常CDではとても考えられないような収録曲の少なさ、そして収録時間の短さと言えるであろう。しかしながら、本盤の驚天動地の素晴らしい高音質を聴くと、そうした収録曲の少なさや収録時間の短さについてもある程度は納得することが可能であると言える。本演奏は、今から50年以上も前のスタジオ録音であるが、今般のXRCD化によって、最新録音にも比肩し得るような鮮度の高い音質に生まれ変わったと言えるところである。ドビュッシーの管弦楽曲に特有の色彩豊かなオーケストレーションが鮮明に再現され、しかも、弦楽器と管楽器や、更には各管楽器セクションが明瞭に分離して聴こえるようになったというのは、殆ど驚異的ですらあると言えるところであり、あらためてXRCDの潜在能力の高さを思い知らされた次第である。演奏内容も素晴らしい名演と高く評価したい。同曲の他の指揮者による名演、例えば、マルティノンや、近年のデュトワによるフランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいに満ち溢れた同曲の名演を聴いていると、本演奏の方はいささか分が悪いとも言えるが、各曲の頂点に向けて畳み掛けていくような力強さやここぞという時の豪快な迫力、灼熱のように燃え上がる演奏における燃焼度の高さにおいては、他のいかなる演奏よりも優れていると言えるのではないだろうか。また、ボストン交響楽団の卓越した技量も特筆すべきものであり、本名演を聴いていると、ミュンシュ時代のボストン交響楽団がいかに桁外れの実力を有したスーパーオーケストラであったのかを伺い知ることができるところである。いずれにしても、ミュンシュ&ボストン交響楽団の黄金コンビが成し遂げた至高の超名演を、極上の高音質であるXRCDで味わうことができるのを大いに喜びたい。2 people agree with this review
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