Franck, Faure, Prokofiev Flute Sonata : Sharon Bezaly(Fl)Vladimir Ashkenazy(P)(Hybrid)
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ココパナ | 北海道 | 不明 | 11/March/2021
1972年生まれのアメリカのフルート奏者、シャロン・ベザリーによるフルート・ソナタ集。選曲も魅力的だが、驚くのはピアノ伴奏に大家アシュケナージを迎えていることである。聴いてみるとこれが大成功。なんと瑞々しく美しいアルバムだろう。特に私が感動したのはフォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番のフルート版である。他の2作品については、原曲であるヴァイオリン・ソナタをアシュケナージはパールマンと録音していて、いずれも名演であるのだが、フォーレについては、私の記憶が正しければ、この曲に限らず、アシュケナージによるフォーレの録音というのは、これが初めてのハズだ。ところが・・・ところがこれが素晴らしいのである。冒頭から深い歌と味に満ちたピアノ、憧憬と情熱を描きながら、フルートの旋律を促し、支える。これほどの伴奏というのはなかなか聴けるものではない。アシュケナージは室内楽や協奏曲の独奏者としても、数々の名演奏を記録した人だけれど、その蓄積の深さは、とても余人からは計り知れないものであることをこの演奏は証明している。「含み」と「表出」、「支え」と「主張」そういった二面的な要素の配分が絶妙なのだ。フォーレのヴァイオリン・ソナタは美しい名品であり、私も大好きだが、ここまで深みのある表現で描かれたフォーレは、一味も二味も違う。そんなアシュケナージの万全のサポートを得たベザリーは、闊達で清々しいフルートを響かせる。当然のことながらヴァイオリンとは異なる印象をもたらすが、それは決してヴァイオリンに比べて不足があると言うことではない。新たな魅力が横溢している。フランクでは、第3楽章がことに素晴らしい。深い呼吸、幽玄の間合い、そして紡ぎあげる情緒、導かれる哀切な歌、すべてに説得力があり、美しい。プロコフィエフでは健やかなリズムがリリカルな響きを導き、これも魅力的。アルバム全収録曲を通じて、テンポは穏当かやや速めであり、遅めのテンポはほとんど採用されていない。しかし、決して薄味に響く演奏ではなく、むしろフルートとピアノの協演、かくあるべしという高い完成度が示されている。2 people agree with this review
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