Comp.symphonies: Karajan / Bpo
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silver | 東京都 | 不明 | 23/December/2010
すっきりとまとまった演奏。曲の美しさをよく伝えてくれる。耽美カラヤンの面目躍如。重厚さはあまり無い。まるでシベリウスを聴いてるようだ。1 people agree with this review
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尾崎豊ファン | 山形県 | 不明 | 08/December/2010
カラヤンの音楽表現は、その曲の魅力を聴き手に伝えることに注力されたものだと思います。カラヤンの指揮演奏は、すべての楽曲がそうだったのではないかと感じます。曲の魅力を表すことが、その曲の本質の部分を表すことにつながった演奏と、そうならなかった演奏とあるのですが、このシューベルトは後者です。全部の曲が、シューベルトの本質からはかなり遠いです。 でも、この全集は魅力が多いです。シューベルトらしくないけどかなりいい、という演奏。すべてが威容のある、重心の低い安定感で、とにかく立派。本来の曲以上に立派な曲に聴こえます。8曲の交響曲と3曲のロザムンデからの楽曲がこの方向で徹底されて、曲によるムラがないのがスゴイです。そのため、「未完成」や「グレイト」といった出来の良い曲は、本質云々関係なく、物凄い説得力を放射します。一方、特に第1〜4番の4曲は、本来以上によく出来た習作ぽい印象が強く残ってしまいやすいです。 ブリュッヘンやインマゼールは曲により出来のばらつきがあり、ベームとアバドはぬるい部分が散見されるので、シューベルトの全集としては私はカラヤンが一番聴く回数が多いです。 そして、最大の魅力は、この演奏であれば聴き飽きしないことです。聴き飽きしにくいというのは、レコードとしてもっとも大事なことですから。 未聴のスィトナーやブロムシュテット、ムーティなど聴いたら、この評価は変わるかな・・・?4 people agree with this review
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エステ荘の噴水 | 岩手県 | 不明 | 10/October/2010
未完成、大ハ長調についてはDGでの旧録音の評価とは完全に逆になっています。「これだけの美女にどうして超高級化粧品を使って厚化粧をする必要があるのか」というのは当時のレコ芸に載った未完成についての批評でしたでしょうか。EMIでのブルックナーの第4、第7も同様で気色が悪くなってしまいます。しかし、大ハ長調はこの美女も“貫録”がついてきたせいでしょうか、DGでのようなセカセカしたところのない、実に堂々たる演奏です。また、学生時代に作曲された最初の6曲も、お祭りでの女児の化粧よろしく、綺麗に仕上がっているのなら適度なお色気もあってよろしいのではないでしょうかね。全集としてはH.シュタインとかベームの方が好きですが、これもカラヤンらしく、結構よく聴いています。1 people agree with this review
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べっくべっく | 岐阜県 | 不明 | 23/November/2009
先入観なしで聴くと結構この演奏面白い。 全集目的とか色々な謳い文句があるので、素直に聴くのは難しいかも しれないが、素直に聞くと、カラヤン本人の希望でシューベルトの 全集を作ったのではないか?と思う部分がある。 初期の作品とかメロディラインにうっとりとしている傾向がある。 しかも自身の経験のすべてを使って、つまり、「ありとあらゆる手法」 を使ってシューベルトの音楽を作っている。 録音当時、カラヤンがぶつぶつと文句言っていたらしいが、 「なんでこうなんだ」「こうじゃないといけないのに」と 多分思っていたのだろう。 素朴な演奏を好む向きにはやりすぎると思うだろうが、この姿勢は カラヤンとしては当然の姿勢なのだろう。ベルリンフィルも全力で 演奏している。 端的に言うとS的演奏というべきか。この時代のカラヤンはレガード 全盛期というイメージがあるが、それをあまり感じない(特に初期)。 後年のオリジナル楽器でたまにみられるような弦中心の演奏でなく それぞれの楽器が活躍しているし。個人的にはベームの古典的名盤や、 インマゼール、アバドと比べても面白く聴くことができた。 ただ問題は録音会場。シューベルトの音楽にベルリン・フィル ハーモニーは明らかに合わない。多分、イエスキリスト教会だったら、 もっと評価が高いのではないかと思う。2 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 11/June/2009
カラヤンの未完成は本盤の前の同BPOを振ってのDG盤とともにこの1978年収録分も私には重要な位置付けにはなっておりません・・・何となく訴求力が弱いのでしょうか。ザ・グレイトの方は1968年録音DG盤と姿勢は同じでも10年の歳月を感じさせる落ち着きがその華麗な演奏の中にも聴きとれるようです。演奏運びとしては四楽章のタイムが何れも13分前後と聴きようによっては平板な印象・・第1楽章クライマックスはなだらかにそして跳ねるように早じまいし第2楽章はやヽ余韻が弱く・・終楽章は独特の最終虚脱感が素晴らしいです。1 people agree with this review
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