Comp.symphonies: Bohm / Bpo
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robin | 兵庫県 | 不明 | 09/January/2022
この演奏を聴きながらしきりに思ったことがある。このコンビで、ウィーンフィルでもいいが、ハイドンを録音していてくれたならと。ヨッフムのがDGにあるが、ベームの創る音楽のほうがヨッフムのより濃く中味の伴った響きだ思った。ヨッフムのハイドンは節度がありハイドンらしくていいのだが、それ以上でも以下でもなく中庸という感じだが、このベームのシューベルトは彫り下げた響きが聴かれヨッフムの出す音より深いものを感じる。指揮者としてベームのほうが勝っているという感じを与える。録音は少し古くても優れたシューベルトの演奏である。ケルテス・ウィーンのほうがシューベルトらしいかもしれないが、聴きごたえはベームのほうが上だろう。2 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 24/December/2011
本盤におさめられたシューベルトの交響曲全集は、ベームのいくつか存在している様々な作曲家による交響曲全集の中でも、モーツァルトの交響曲全集と並ぶ最高傑作と言ってもいいのではないだろうか。そして、シューベルトの交響曲全集については、現在に至るまで様々な指揮者が録音を行ってきたが、ベームによる本全集こそはそれらの中でトップの座に君臨する至高の名全集と高く評価したいと考える。ベームは、交響曲第8番「未完成」及び第9番「ザ・グレート」については、本盤の演奏以外にも複数の録音を遺しており、交響曲第8番「未完成」についてはウィーン・フィルとの演奏(1977年)、第9番「ザ・グレート」についてはウィーン・フィルとの演奏(1975年東京ライヴ録音)やシュターツカペレ・ドレスデンとの演奏(1979年ライヴ録音)の方をより上位の名演に掲げたいが、本盤の演奏もそれらに肉薄する名演であり、本全集の価値を減ずることにはいささかもならないと考える。なお、LPの全集では収録されていた劇音楽「ロザムンデ」からの抜粋がおさめられていないのはいささか残念であるという点は敢えて指摘しておきたい。本盤の演奏におけるベームのアプローチは、例によって重厚でシンフォニックなものだ。全体の造型はきわめて堅固であるが、その中で、ベームはオーケストラを存分に鳴らして濃厚さの極みと言うべき内容豊かな音楽を展開している。もっとも、ベームの演奏は必ずしも剛毅さ一辺倒ではなく、むしろ堅固な造型の中にも豊かな情感が満ち溢れており、いい意味での剛柔併せ持つバランスのとれた演奏と言えるだろう。私見ではあるが、ベームによるシューベルトの演奏は、ウィーン風の抒情に満ち溢れた名演の数々を成し遂げたワルターによる演奏と、剛毅で古武士のような風格のあるクレンペラーの演奏を足して2で割ったような演奏様式と言えるのかもしれない。そして、ベームのしっかりとした統率の下、素晴らしい名演奏を披露しているベルリン・フィルについても言及しておかないといけないだろう。本演奏は、1963〜1971年のスタジオ録音であるが、この当時のベルリン・フィルは、終身の芸術監督カラヤンの下で、いわゆるカラヤン・サウンドに満ち溢れた重厚でなおかつ華麗な名演奏の数々を成し遂げるなど、徐々にカラヤン色に染まりつつあったところだ。しかしながら、本演奏では、いささかもカラヤン色を感じさせることなく、ベームならではのドイツ風の重厚な音色で満たされていると言える。かかる点に、ベルリン・フィルの卓越した技量と柔軟性を大いに感じることが可能であり、本名全集に大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、1960年代後半から1970年代初めのかけてのスタジオ録音であるが、従来盤でも十分に満足できるものであった。本全集のうち、第5番については既にSHM−CD化されていたが、今般、全集がSHM−CD化されるに及んで、従来盤よりも若干ではあるが、音質が鮮明になるとともに音場が幅広くなったと言えるところだ。もっとも、ボックスとしてはあまりにも貧相な作りであり、安っぽい紙に包まれたCDの取り出しにくさについても大いに問題があるなど、必ずしも価格(6000円)に見合った作りにはなっていないことを指摘しておきたい。ベーム没後30年を祈念したCDとしてはいささか残念と言わざるを得ないところだ。せっかく発売するのであれば、SHM−CDと言った中途半端な高音質化ではなく、より豪華な装丁にした上で、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤で発売して欲しかったという聴き手は私だけではあるまい。9 people agree with this review
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レオブルー | 東京都 | 不明 | 03/August/2009
これは見事な演奏だと思います。淀みなくよく歌うベルリンフィルは最強の貫禄。さすがベームの指揮はそれこそブレもせず旋律受けた私の眼前にコンサートホールが拡がり聴いているのが楽しくなります。コーヒーを入れなおしたりしてレコード芸術の恩恵を満喫します。しかし何故ブラームスではこうならなかったのでしょう。いまだ私のナゾです・・。4 people agree with this review
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駿河の魔王 | 静岡県 | 不明 | 26/March/2008
歌謡曲オタクでもある私を夢中にさせたこの全集。「お見事」としかいいようがありません。シューベルト、ベーム、ベルリンフィルに感謝、感謝、感謝。 特に4番、5番、8番、9番は、聴き惚れてしまいます。5番マニアの私は、5番だけで15枚のCDを持っていますが、これは他の追随を許しません。 とにかく手に入れてよかった!0 people agree with this review
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どぼっち | 湯河原町 | 不明 | 20/September/2007
演奏時間をありがとうございますI&W, Japan1 people agree with this review
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真如堂 | 京都市 | 不明 | 09/October/2006
カラヤンの登場によって最も得したのはベームであるという話があるけれど、本当だと思う。それはプロモーションの問題のみならずオケの管理と録音の実行という問題にも現れている。カラヤンはフルヴェンの後継音楽監督としてオケの管理にかなり重圧があったろう。それを横からかすめてブラームス、R.シュトラウス、シューベルト、モーツァルトの録音をベルリン・フィルを用いて行ったベーム。ベートーヴェンについてはクリュイタンスに先に録音されてしまったりと、カラヤンには同情の余地がある。2 people agree with this review
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SF | 福島県郡山市 | 不明 | 22/August/2006
最高!!0 people agree with this review
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桐嶋屋勝造 | 愛知県碧南市 | 不明 | 25/June/2005
私も8、9、5番が素晴らしいと思います。6番以前は曲の完成度が3曲とは格段に違います。それでも丁寧な演奏で仕上げています。LP時代から名盤として高い評価をされていたもので、若い頃はなかなか購入できなかったのですが、いま全曲を聴けて感慨深いものがあります。録音も全般にわたりバランスがよく風格のある演奏を支えています。できるだけ大き目の装置で聴く事をお勧めします。1 people agree with this review
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温泉パパ | 函館市 | 不明 | 14/January/2005
グレイトでは,来日公演のVPO.よりもこちらのBPO.のほうがベームの意志を細大漏らさず掬い取り,なおかつドイツのローカル感(私はドイツに行ったことはないが)のようなものを感じさせる。 初期の録音がより良く感じるのはフランキスト氏と同じです。70年近くの録音ははポストプロダクションにより,DG特有のサウンドに変貌させられていると考える。0 people agree with this review
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フランキスト | アメリカ | 不明 | 29/November/2004
グレイトを筆頭に、音楽を自在に呼吸させる手腕が光る。一方で、BPOのカラヤンの体臭が段々と強まっていく時期にかけて録音されており、ベームにしては、音色が明るく、スラーとレガート色がある。 普遍性を獲得している一方で、ベーム本来の端正、かつドイツ的な特質はやや薄められている。その点では、初期に録音された5番、未完成、グレイトが、よりベームらしい。しかし、グレイトに関しては、79年のドレスデン盤(EMI)が、ベームの特質がさらにはっきり出ており、私を含めて、そちらを好む人もいると思う。ここは9点としたい。1 people agree with this review
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