あさかぜ下関行  |  東京都  |  不明  |  19/June/2020

オマケの『ベアトリスとベネディクト』序曲がとても良かった。こんなにおもしろい曲だと初めて教えていただいた。 ロンドン交響楽団はとても好きなオーケストラのひとつで、デイヴィスもシベリウスやストラヴィンスキーの演奏がとても好きなので、ひいきがないとは言えませんが、ディスクを初めて聴いたその日にこの序曲だけ何度も聞き返し、また次の日も聞き返してしまうことでした。 デュトワのディスクでも聴いてみましたが、この序曲はデイヴィスのこのディスクがとても血湧き胸躍ります。 メインでない曲をこんなに大切に楽しそうであり、美しい響きがたくさんあり、そのうえガッツがあって……おかしな例えかもしれませんが、俵屋宗達の風神雷神屏風をみているようなおおらかなのに繊細でしかも威張らない……コリン・デイヴィスとロンドン交響楽団をますます好きになり、ベルリオーズもまた大好きになった、そんな一枚でした。

 

hijidon  |  宮城県  |  不明  |  21/December/2011

とても上品でシャイで整然とした印象を持った演奏。しかし、曲のツボというか明暗をしっかりと表現した内容で感心しました。思わず耳を傾けたくなるような魅力さがありました。

 

桃が丘  |  千里  |  不明  |  16/March/2007

この演奏実は凄いですよ。響きにごまかされてはいけません。アーティキュレーションへのこだわりや、テンポの揺らし方、楽器のバランスの取り方など絶妙です。１、５などよくよく聞いていると、いろんなことやっていますよ。さすがスペシャリスト、完全にスコアを読みきっています。凄い凄い。

 

リマスタリング大嫌い  |  愛知  |  不明  |  31/January/2007

録音すごくいいです。デイヴィスのＬＳＯライヴ・シリーズの録音は、ブル６・９やドヴォ６などちょっと「？」というのもありますが、総じて素晴らしい。演奏は所詮好みの問題なので好き嫌いはあるでしょうが、全然けばくない、気品に満ちたものです。

 

musashi  |  さいたま市  |  不明  |  12/February/2005

　確かに細部の描き方は、他の演奏ではみられないものであり、音の作り方もよく練られている。（特に５楽章）とはいっても曲の統一感は流石スペシャリストだけあって、実際の演奏時間が遅い、長いは気にならない。是非実演を聞いてみたい。