Lulu, Wozzeck: Bohm / Deutschen Oper.o & Cho Lear F-dieskau
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エステ荘の噴水 | 岩手県 | 不明 | 03/December/2010
ちょうどこの頃行っていたバイロイトでのワーグナーのように、非常に強い緊迫感に貫かれた演奏で圧倒されます。このような演奏で聴いてみて初めて私には理解ができるような気もします。またベームで聴いているとこのオペラが『トリスタン』からの流れにあることも実感されます。もちろん『トリスタン』はおよそ“形式”というものを持っていない一方、『ヴォツェック』は、各幕がそれぞれ5曲からなるバロック時代の(声楽付)管弦楽組曲のような形式をとっているのであくまで音楽の印象・響きについてだけの話ですが。なお、第3幕第2場と第3場でCDが切り替わるという編集には私も疑問を持ちますが、各場間の「場面転換、管弦楽後奏」部分を別トラックにしてくれており全体としては許容できるかと思います。0 people agree with this review
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 13/August/2009
1931年クレンペラーに負けじとダルムシュタットで「前衛」に取り組んでいた37歳のベームはベルクをヴォツェックの公演に招き、深い交流は作曲者の早逝まで続いた。作品普及に執念をかけたベームは世界各地で初演、この音楽の魅力を多くの聴衆に広めた。緻密な形式とオペラの人間ドラマを融合したベルクの音楽は、抜群の造形に豊かな感興を織り込むベームの指揮と完全に一致する。当ヴォツェックも全く精緻にして、豊かな色彩感、緊迫したドラマ、終幕の深い感動で聴くものを圧倒。ルルはLiveのためか録音(オケ)の精度がいま一つなのが惜しい。3 people agree with this review
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