Obsession : Yuko Mifune(P)Akira Horikoshi(Dr)
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今本 秀爾 | 大阪府 | 不明 | 11/August/2017
ピアノとドラムという異色のデュオ、それぞれのトップ奏者による、最小人数で最大のオーケストラによる演奏と銘打った、音楽雑誌『レコード芸術』特選に輝く同ユニットの初リリース版である。 ピアノとドラムといっても、喧々囂々しさや過激なパフォーマンスとはおよそ縁のない、オーソドックスでかつ格調の高い、研ぎ澄まされた完成度の高い演奏に仕上げられている。 収録作品はシチェドリン、ヒナステラの「アルゼンチン舞曲」といった、ピアノが速く小刻みに動くテンポの良いリズミカルな演奏が際立つ曲から、ラフマニノフの「鐘」やサティの「ジムノペディ」のような静寂と沈黙が支配する曲、ボロディンの「だったん人の踊り」やアルベニスの「アストゥリアス」のような民族風のメロディーやリズムが際立つ名曲に至るまで、1枚のCDの中に様々な様相の曲が交互に現れる。 全体にピアノがリードし、ドラムがシンバルやコンボのような響きでピアノに追従する演奏スタイルで一貫しているが、「アストゥリアス」とラフマニノフの後半ではドラムのみによる即興的なソロ演奏の炸裂が堪能できる。曲目も「動ー静ー動」の繰り返しで順に編集されており、聴く者の心を愉しませ、和ませてくれる。とりわけボロディン、アルベニス、ヒナステラの各収録曲は、デュオのバランスが絶妙でかつアレンジの完成度が高い。圧巻は最後の「ラプソディ・イン・ブルー」であり、ピアノソロやオーケストラとは一風変わった、清々しくも艶やかなガーシュインの音楽が終始展開される。 いわば進化するクラシック音楽のひとつの「理想形」がこの異色のトップ・デュオによる演奏に体現されている。この至高の境地はおそらく今後百年は、だれも到達することが不可能であろう。0 people agree with this review
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