L'eventail de Jeanne, Ravel Ma Mere l'Oye : John Axelrod / Pays de la Loire National Orchestra
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saitaman | 埼玉県 | 不明 | 28/January/2023
「ジャンヌの扇」の全曲は録音自体がとても珍しい。本CDの英文の説明によれば、フランスのオーケストラによる全曲録音はこれが初とのこと。当時のフランスの音楽家10人がそれぞれの担当部分を作って組曲にしたもので、ぜひ一度聴いてみたかった。それぞれ違う個性を一つの曲で聴ける面白さはある。ラベルの「マ・メール・ロワ」はフランス音楽の定番曲の一つなのでたくさんCDがあるが、これは2012年の録音であるので流石に音はいい。1 people agree with this review
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京都のタケさん | 京都府 | 不明 | 12/August/2017
フランス近代好きには、有名だけど、全曲を聴くのが、なかなか難しい曲、「ジャンヌの扇」。 ラヴェルやミヨー、プーランクあたりは、音源があるが、他の作曲家のものは、そうそうお目にかかれない。 最初に、ジェフリー・サイモン指揮フィルハーモニア管で、リリースされたが、廃盤のよう。 全曲版の現役CDは、これのみで、しかも、フランスのオケとくれば、買わないわけにはいかない。 さすがに、指揮者はフランス人ではないが、20世紀作品を得意としていて、フランスの地方オケであるロワール・フィルから、まとまりのある魅力的な響きを、導いている。 10人の作曲家の個性も、しっかり表現していて、この時代の、フランス音楽の充実度が、耳でわかる。 もちろん、作曲された経緯が経緯なので、ウィットに富んでオシャレです^^b3 people agree with this review
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 09/May/2017
フェアリー・ガーデンに迷い込んでしまった風情に 暫し時を忘れ夢幻に遊んでしまった 先ず《マ・メール・ロワ》がいい 前奏曲冒頭ホルン・ソリの鄙びたエコーの綾に聞き惚れる これがないと《マ・メール・ロワ》は始まらない バレエ版でないと物足らなくなるのはこれが為だ ロワールO.の醸すソノリティが好ましい そして《ジャンヌの扇》は録音も少なく貴重な記録となった ジャンヌ・デュポストの依頼を受けた10人が書いたバレエのための小品を綴り合わせて扇のように連結され束ねられた珍しい作品だが ラヴェルのファンファーレに始まる一曲一曲が珠玉なのだ 単独で演奏される価値を持つ イベール ルーセル プーランク オーリック シュミットの一曲は殊に優れた曲だ アクセルロッドの指揮は音楽の持つ力を自然に引き出している 何より癖を感じさせない曲運びが幸いしている バレエ曲の性格を生かす描出力に長けている 繊細な耳を持つから色彩感が出る 間もよくよく歌うが細部に拘泥しない軽やかさを保てる 貴重なフランス音楽集が生まれた ご一聴を2 people agree with this review
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