Bolet : Canegie Hall Recital 1974 (2CD)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 24/June/2017
わたしはピアニスト嫌いだが ホルヘ・ボレットの演奏には親しんできた リスト鑑賞の大半はボレットに拠っていただろう この”カーネギー・ライヴ”のことは人伝てに聞いてはいたが 楽音を耳にするのは初めてだ 先ずプログラムに意表を突かれた リストやラフマニノフがない バッハから出てワーグナーに至る行程の中はショパンとシュトラウスのワルツ しかもショパンは”24の前奏曲”全曲 ショパンの”平均律クラヴィーア曲集”に等しいエチュードでは第16曲に至るまで持ち前の技巧を見せる場もない 聴衆の集中力をどこまで引っぱれるものか余所事ながらプログラミングに疑問を挟んだ なるほど危惧など要らなかった ”雨だれ”から終曲までの凝集力と高揚感は並々ならぬものがあった 聴衆は熱狂した ボレットのピアノには何があるのか 音楽への無垢な愛 楽曲と対話ししかも熱情を持って呼びかける 返ってくる応答を持って今度は聴衆に語りかける そこに愛の環が繋がる だから僕らは嬉しくなる しかし驚いた カーネギー・ホールで万雷の拍手を浴びたボレットがもう還暦だったなんて 神はあっても世は残酷だ 長い試練の果てにたどり着いた成功の一夜だったとは もう昔々の話だが 小説よりも奇なる実人生の一つを覗いてしまった2 people agree with this review
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