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Mendelssohn (1809-1847)

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Complete Lieder for Choir a Cappella : M.Jung / Sachsisches Vokalensemble

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    mymastersvoice  |  京都府  |  不明  |  17/December/2022

     メンデルスゾーンの世俗合唱曲はまさな青春の音楽である。将来に対する憂いも無く、輝かしい薔薇色の未来のみを信じる若者の不遜さ、もろさ、そして何より美しさに溢れている。私にとっても学生の頃からの愛唱曲であり、未だに色褪せない宝物である。世俗無伴奏合唱曲全集は当盤のほかにRIASやオランダ室内などの世界的な実力派合唱団によるものもあり、愛好家にとっては有り難いのだが、ユング盤の魅力は独特である。まずテンポ感が絶妙。op.48の秋の歌など理想的な流れである。  ところで遥か昔、ドイツ統一前、ペーターズ版の楽譜が東西に分かれて出版されていたとき、op.88の第5曲ガイベルの詩による「Deutschland」は東独のライプツィヒ版には採録されていなかった。当時、大学生であった私はフランクフルト版購入以前、その未知の曲を色々と妄想していたのだが、当盤にはしっかり採録されている。ドイツ皇帝賛美の歌詞になるほど、と納得したものの、オランダのGLOBEからリリースされているオランダ室内合唱団版には採録されなかったのは、たとえばナチスなどにつながる歴史的背景が影響しているのか、単にライプツィヒ版の楽譜に拠っているのか定かではないものの、このあたりの事情に詳しい方に是非ともご教示いただきたい。  少し脱線したが、当盤の演奏は素晴らしく、過不足ない表現が楽しめる。ドイツロマン派の声楽曲がお好きな方廃盤になる前に是非ご購入を。

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