Karl Bohm
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 13/March/2010
本盤と同一演奏と言う前提なのですが、私の聴いているベーム演奏盤はモーッアルトの交響曲第41番と第35番そしてK525セレナードをVPOを振って1939〜1943年に録音したものでベームがまだ40歳超えた若い頃の演奏で何れもやはり若さというものが発露している様に思えます。交響曲については我々オールドファンにはどうしてもDGに後年1960年前後にBPOを振って後期交響曲シリーズで録ったものと比較してしまいますね。演奏タイムとしては第41番@8’02A9’29B5’11C6’04とBPO演奏の@7’38A7’40B5’24C6’25と見れば聴いても明らかに第2楽章はじっくり取り組んでいます。それだけにあのBPO演奏から受けた引き締まった印象とは隔たりがあります、しかし第4楽章の突っ込みそうな激しさはかつてのベームはそうだったのかという感慨を私に残しました。第35番についてはBPO分が@5’32A4’50B3’32C3’53に対し本VPO演奏分も@5’43A4’54B3’33C3’50と殆ど変わっていないです。私の聴いている盤は安物海外分でおまけに録音時期の古い割にはちゃんとそれなりに音も鑑賞には差し支えありません。モーッアルトで残るK525アイネクライネ・・・は例えば1970年代のVPO演奏盤の一つが@6’11A5’54B2’22C4’52と晩年ベームの遅い演奏に対しやはり同じVPOでも戦中録音は@4’23A5’41B2’07C3’09と全体一回り早くなっていることが特徴で中でも最終楽章のテンポの触りは面白く聴きました。次にベーム/VPO演奏でシューベルトの未完成交響曲とブラームス交響曲第1番なのですが、同じソースなのか後述するように自信がありません。先ずブラームス交響曲第1番から入りますとこの曲はベームに合った曲というか特に私は1959年DGでBPOを振って録った演奏盤(タイム@12’29A9’21B4’33C16’34)の妥協しないドイツ武骨さと颯爽さが混じった分が忘れられない者であります・・・こういう方が多いと思っております。VPOとの1954年ライブ盤(タイム@13’11A10’35B4’05C16’21)や我々には身近な1975年全集盤(同@13’43A10’50B4’35C17’20)、同年東京ライブ盤(同@14’13A10’41B5’04C18’05)なども全て聴いたわけではありませんが中々ベームの増加しつつある味わいがする名演として知られております。そうした事を頭に置きながらさて1940年前後のVPO演奏本盤は私の聴いている盤がタイム@14’27A9’29B4’50C17’02となっており情報として入手した一例@13’18A9’30B4’27C17’06とは明らかに異なっており私の聴いている盤の第1楽章は展開部でやたらテンポというか歩幅を大きく取りそれが時として宙ぶらりんになってしまいそうな危うさに繋がりそうな感じがしました。ただ最終楽章に向かってはベームの実直な取り組みが活きた素晴らしい演奏に帰結しております。「未完成交響曲」はこの旧録音が@13’32A10’18と第1楽章は反復を含んでのタイムで同じ1940年代録音のタイム情報@12’19A12’55と大きく異なるのは気になる処ではあります。音源自体の問題かもしれません。しかし私の聴いている「未完成」は抑制のとれた知情バランスの良いものです。いずれにしても本盤演奏が私の聴いている盤と録音時期が似ているだけで同一という確信は正直得ていないのですがベームの若い頃の芸風を知る格好の物かと思います。取りあえずOKラインとしておきましょう。このように私たちがこだわっている演奏音源について突き詰めれば甚だ頼りない物で極論すればベーム/VPOとなっていても実は全く違った演奏かもしれないことがあり得るわけです。コンピーターで例えばベーム風な演奏を制作してベーム演奏だとされても少なくとも私にはそれを聴き抜く能力は備わっていないという告白をしなければなりません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)1 people agree with this review
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