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岩瀬達哉

Books ドキュメントパナソニック人事抗争史 講談社+α文庫

ドキュメントパナソニック人事抗争史 講談社+α文庫

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    DJもちお  |  東京都  |  不明  |  12/June/2021

    松下電器、今のパナソニックが低迷を続けた原因を30年をトップ人事から迫る一冊。本書のメインは創業者で経営の神様といわれた松下幸之助氏の娘婿世治氏が会社に与えた影響である。2代目の松下電器社長に就任後目立った功績もなく、3代目以降の社長人事にも都度都度介入し、引き上げられる人間も営業出身が続く。そもそも世治氏にトップの適性がないと幸之助氏は知りつつも、妻や娘への手前上自分では鈴をつけずに3代目の社長に遺言としてその役割を残すのが大きな原因でもある。その後も会社の絶頂期に購入したMCAを巡るお粗末な顛末にも唖然とするし、プラズマテレビと液晶テレビの競争時にプラズマテレビに振り切り敗北、さらにその前にはブラウン管テレビに大幅投資して大失敗と、世界一ともいわれた家電メーカーの衰退とそれを反転できなかったトップ人事が連動して見えてしまう。本書は最後に8代目現社長の津賀氏の体制になったところで終了するが、ようやく通常の会社に戻ったともいえるし、逆に20年以上も混迷をしても会社が継続しているという面では巨大家電メーカーの体力は恐ろしいともいえる。読み応えたっぷりで歴代社長の思惑が良質な企業小説くらい面白いのも本書のいい点である。

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