Symphony, Orchestral Works : K.Zehnder / Biel Solothurn Symphony Orchestra
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求道半 | 不明 | 不明 | 18/July/2021
美術館では、知名度の低い作家の佳作も、大御所の名品と一緒に展示されて、日の目を見るが、音楽の分野では、滅多に演奏されず、また、録音もされない名作が多くて、悩ましい。ブラームスやドヴォルザークと同世代の音楽家が残した、交響曲を含めた数点の管弦楽作品を収めたこの一枚のCDを聴くだけで、作曲家ラデッケの技量の高さが窺えるであろう。彼が歴史に埋もれた作曲家となったのは、総じて、個性的な表現が見当たらない点であろうが、個性を偏重しすぎて、作品の質を考慮しなかった西洋社会の聴衆に対して、私は憤りに似た感情を抱く。ベートーヴェンの第九交響曲の影響は、ラデッケにも及んでいる。しかし、構築的で長大な交響曲を、彼は書かなかった。国民学派の形成や異国趣味の流行にも、ラデッケは無関心ではなかったようだ。それでも、過度に感傷的な旋律は、彼の作品からは聴き取れない。彼の曲を聴いて、作曲家を当てられる人はいないであろうが、十九世紀に生まれた人物が書いた曲だとは分るであろう。誰かの曲に似ているようで、その人物を特定しにくい、それがラデッケが残した作品の特徴である。0 people agree with this review
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