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Nobutoki, Kiyoshi (1887-1965)

SACD Cantata Kaido Tosei : Takuo Yuasa / Tokyo University of the Arts Symphony Orchestra & Choir

Cantata Kaido Tosei : Takuo Yuasa / Tokyo University of the Arts Symphony Orchestra & Choir

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    Tan2  |  神奈川県  |  不明  |  12/March/2021

    このCDが発売された2016年は「海道東征」の当たり年で、このCDとEXTON盤の山田和樹指揮による録音がほぼ同時期に発売された。演奏・録音自体は山田和樹が2014年2月11日(紀元節!)、藝大チームによるこのCDが2015年11月なので、藝大チームの方が録音から4ヶ月ほどでわずかに先行して発売されたことになる。作曲者の信時潔は長年東京音楽学校(藝大の前身)の教授を務め、「作曲科」を創設した大先輩なので(信時自身は作曲科教授には就かなかった)、藝大の威信をかけてその作品のリバイバルを一番手として世に問いたかったのだろう。  この曲は、1940年の「皇紀2600年奉祝曲」の一つとして作曲された。同じ「奉祝曲」としては、山田耕筰の歌劇「黒船」(初演時は「夜明け」)や、東京音楽学校作曲科教授であった橋本國彦「交響曲第1番」などがある。  このCDの演奏は、藝大の威信をかけて臨んだだけに非常に優れたものである。信時の作品が単なる「皇紀2600年奉祝曲」という軍国主義の時流に乗った(乗せられた)機会音楽ではなく、日本のクラシック音楽のひとつの大きな成果であったことを示している。  山田和樹盤の演奏とは優劣や好み云々を論じるようなものはなく、聴き比べて楽しめる複数の演奏が世に出ていることを喜びたい。できれば両方を聴いてみることをお勧めする。  2020年には大阪フィルの録音(2019年11月のライブ演奏)も発売されているが、そちらはまだ聴いていない。(この曲の演奏が増えているのは、決してこの国が右傾化しているからではないということを信じたい)

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    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  13/April/2016

    テューバパートの追加、エラーの修正、第四章の作者の意図したハープでの演奏を実現した、など、学術的にも非常に重要な演奏。すぐ後に山田和樹指揮横浜シンフォニエッタによる同年の演奏も発売されますが、声楽面では間違いなくこちらに軍配が上がるでしょう。日本を代表するソリスト(教授だが)、そしてそのソリストの卵達多数!ときたら期待せざるをえないけれども、この録音の響きはその期待を遥かに超えるものでした。第五章でしっかり少年合唱団が子供の声で、童唄のような効果をあげているのも嬉しい、しかもこちらも上手い。オーケストラは弦を中心にもっとダイナミクスがほしい場面もあったけれども、目立った粗もなく木管がよく歌ってくれて好印象。録音もNAXOSのSACDらしく本当に自然な響きが収められています。高水準かつ資料としても貴重、この楽曲の明らかな転換点となる記念碑的な演奏です。

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