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Bruckner (1824-1896)

CD Symphony No.4 : Karajan / Berlin Philharmonic (1970)

Symphony No.4 : Karajan / Berlin Philharmonic (1970)

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  • ★★★★★ 

    jasmine  |  愛知県  |  不明  |  29/December/2023

     カラヤンならではの、ユニークな《ロマンティック》だ。ユニークといっても、癖があるとか、デフォルメされているということではない。もとよりカラヤンは『恣意的』な表現は採らず、あくまで作曲者の意図=楽譜に忠実な『普遍的』な演奏を旨とする指揮者である。  それではどのようにユニークかといえば、それはサウンド・ステージの設定の仕方である。このレコードはもともと4CHの録音方式を前提に収録された。この録音がなされる少し前にカラヤンはDGGとの専属契約を修正し、EMIと新たな契約を締結、ミッシェル・グロッツをプロデューサーとしてクォドラフォニックによる一連の作品を制作した。これはその第一弾となった作品である。  カラヤンがグロッツとともに定めたコンセプトは @個々の楽器の音を拾うよりもオーケストラのサウンドをホール全体に鳴り響かせその空間に各楽器の音像を位置づけていくという『立体的』で『マクロ的』な捉え方をする A演奏スタイルも、縦の線(アインザッツ)を揃えて譜面上の音符を正確に音化するよりも音楽の流れや勢いを重視し、緩急やダイナミックスの巾を広くとってライヴ演奏のようなスケール感、臨場感を追求する というもの。ステレオという2次元の世界から3次元の世界にワープするというのが目標だった。  カラヤンは共演する相手やプロデューサー、録音会場や録音方式などの諸条件に応じてレコード制作のコンセプトや演奏のスタイルを変化させる。そのことだけでもユニークといえるが、ほとんどのアーティストが見向きもしなかったクォドラフォニックという録音方式の可能性を信じ全身全霊を傾けていくチャレンジャー精神には、とてつもないエネルギーを感じる。  この《ロマンティック》は冒頭の弦のざわめき(ブルックナー開始)から一筋の光明が差し込み、やがて霧が晴れて威容に満ちた姿が現れるかのように始まるが、カラヤンの手にかかるとその広がりがどこまでも続いていくかのようなスケール感が際立ち、またなんとも言えない美しい響きに満たされて、これまでどちらかというと武骨で近づき難いブルックナーのイメージが、親しみ易い幽玄な音楽に感じられる。  残念ながら、クォドラフォニックは姿を消した。もしかしたら、この作品の真価は4CHで再生された時に初めて明らかになるのかも知れないが、ステレオで聴いてもカラヤンの意図は伝わってくる。どこまでも美しく、幽玄で、壮大なブルックナー。こんなブルックナーは、他には絶対にない。  初出時にはレコード・アカデミー賞を受賞した名盤である。  

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  • ★★★★☆ 

    困ったお父さん  |  三重県  |  不明  |  14/July/2021

    ブルックナーと言うよりカラヤンを聴く「ロマンティック」。この頃のカラヤンはかなり強引にオーケストラをドライブしますがこの演奏も同様の傾向があります。迫力と凄みのあるブルックナー好きの方にはお勧めの一枚ですがクナッパーツブッシュやヴァント、朝比奈等のスタイルが好きな方には…と言う感じです。

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