片手の郵便配達人

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  • ★★★★☆ 

    ねも  |  兵庫県  |  不明  |  13/January/2019

    第二次世界大戦終盤、ドイツの片田舎で、主人公のヨハンは郵便配達人として働いていた。一度は戦場に出たものの、左手を失ったためだ。彼が届ける郵便には、受け取りてが喜ぶものもあれば、戦死を伝える「黒い手紙」もある。孫の戦死を受け入れずに、ヨハンを孫だと思いこむ老女、不利な戦況でもナチスの勝利を信じ続ける人もいれば、ナチスに批判的な人もいる。やがてドイツは降伏し…。 村の生活では戦争の直接的な影響が少ないように思えるが、ヨハンの左手も、戦死者も取り返せるものではない。戦争は“奪う”ことで成り立っていることを、淡々と示した小説である。

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