Piano Concerto No.2, Nocturnes : Pires(P)Warren-Green / Sinfonia Varsovia (2010, 2014)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 10/May/2020
当盤でのピリスの演奏は、音楽の芯がしっかりしているのに力みが入っていないところがさすがの出来ばえ。 協奏曲はエラート盤・DG盤も聴いているが3種を比べてみると、自身の中に足すべきものを足し、削るべきものを削った「良い年の取り方」をしているなぁ、と感じてしまった。第1番が人気でそちらに比べると第2番はどうしても日陰的な扱いな気がするが、演奏次第ではこんなに心に訴えかけてくるのかと感じてしまう。 そして夜想曲。 協奏曲ももちろん素晴らしい出来だが、私個人は夜想曲での充実ぶりに驚かされた。Op.9-2のように実際の演奏時間で差が出る(1996年DG盤=4:29、当盤=4:55)ものもあるが、演奏時間に差のない曲でも聴いたかぎりでは時間をかけて弾いているような感覚にされてしまう。つまるところ、一音一音を慈しむかのようにじっくり弾きこみ、甘いところは皆無。とろけるような美しさというものではない、ただ純粋に美しい。もはや「ピアノ小品」というのがはばかかられるほど内容が詰まっており、これを聴くためだけに購入してもよいくらい。おすすめです。0 people agree with this review
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ぬぬぬ | 不明 | 不明 | 05/November/2015
NIFCで同時に出たアルゲリッチやアントルモンは、良い演奏と思いながらも寄る年波には勝てぬという感を禁じえなかったが、これは断トツに素晴らしい。以前の録音と比べても、腰を落ち着けた雄弁さで優っている。夜想曲も同様で、浅田真央使用で有名な作品9−2でも、ライヴでの微かな傷を考慮しても引き込まれ度合いはこちらが上。この建材ぶりを目の当たりにすると、今後もまだまだ応援したくなってくる感が。0 people agree with this review
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