Fanfare Shuu
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レインボー | 不明 | 不明 | 29/December/2017
今、発売されているファンファーレを集めたCDは大ざっぱに分ければ、実用を重視したアルバムと鑑賞を重視したアルバムの2種類だと思います。 しかし、前者は実用性を重視するあまり録音用の団体によるまずい演奏だったり作品の質に問題があったり、後者はクラシックの作曲家による作品や演奏団体による立派な仕上がりになっているのに対し実用に向くのか?と思う作品があったり、ともかく実用性を伴いながら鑑賞に向くアルバムが今まで殆どありませんでした。 このCDはその中でも珍しく実用性を保ちつつ鑑賞にも行ける希少な一枚です。 ハリー・フリーグ大尉指揮、アメリカ第5空軍軍楽隊の演奏で収録されています。 元々は昭和30年代始めに発売されたLPが原盤で、CD時代になって運動会用CDに何曲か復刻されるも纏まった復刻はこの盤が初めてです。 収録されたファンファーレは大きくわけてクラシック作品の中で演奏されるファンファーレと最初からファンファーレとして作曲された作品で、後者の部類の作品は大変珍しい曲が多く貴重な物となっています。 アメリカ第5空軍軍楽隊というのは平たく言えば在日米空軍の軍楽隊で、一見するば管楽器も含んだ編成に思えますが、金管+打楽器という式典スタイルで収録されています。 元々、こういうスタイルがファンファーレの本来の形と言えるでしょう。 演奏も良くも悪くも軍楽隊らしさが出ており、技量面で多少難はあるも曲が曲だけにアリでしょう。 明るい響きが全面に出ているのはいかにもアメリカの軍楽隊らしいと言えます。 ただ、難点としてフルプライスのわりに収録時間が15分と短い事、また前述のLPを完全復刻した訳ではない事が難点と言えます。 録音は多少の古さは感じますが問題は大きな不満はなく聴けると思います。0 people agree with this review
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