ヴァイオリニストは音になる
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金山寺味噌 | 愛知県 | 不明 | 18/May/2017
日本を代表するヴァイオリニストであり、文筆においても高い才能を持つ千住真理子さんの著書。表紙は実兄で日本画家の千住博氏による、ハワイの溶岩台地を描いた作品。2011年の東日本大震災を経験し、「自分は日本人なんだ」と改めて再確認した真理子さんはそれまで手がけてこなかった日本の作曲家を積極的に手がけるようになったという。そんな彼女の音楽家として、また一人の女性としての生活と演奏の日々が率直かつ品位をもって綴られている。第4章『演奏家のサウンドスケープ』(93p〜 )は慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)で開催された講座「クラシック音楽を100倍楽しもう」を収録したもの。真理子さんは千葉工業大学の橘秀樹名誉教授の下で研究員としてステージ・ホール音響の研究に参加した経験を持っており、音響を科学の目で見て、分析することに深い関心がある。彼女の父親である千住鎮雄氏は工学博士号を授与された工学者であり、音響工学に関心を寄せるのは彼女にとっては当然のなりゆきなのだろう。音響工学についての難解な専門用語やらグラフやらが続々と出てくるので文系人間の私にはちょっと難渋したが(笑)、こういう部分もまた千住真理子という独特のスタンスで活動するヴァイオリニストを構成する重要な要素なんだろうな、と感じられた。0 people agree with this review
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