Rattle That Lock
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金沢の堕落プログレ | 石川県 | 不明 | 19/September/2015
まず最初に、これは”On the Island”とは違うということ。さらに言えば”The Endless River”とも全く異なるということ。Gilmourはそれを強く意識して、このアルバムの制作過程で初めて彼のソロ=アーティスト(ギタリストとしてではなく)としての自我を確立したのではないか。個々の曲の完成度は前作より、そしてクラプトンの平均より良い。リック=ライトの不在がそうさせたのかもしれないが自身が演奏するキーボードの比重が高く、フロイド的なギミックではなく、非常に個性的な転調で曲の個性を高め、特にハイレゾで聞くと一片の長編映画のようである。Roger Watersの”Amused to Death”とは全く方向性が異なるが、完成度の高さは勝るとも劣らない。彼が「フロイドは終わった」と宣言できるのも、この完成度の高さ、Peter Gabrielのようなソロ=アーティストとしての自信の確立(妻のPolly Samsonに頼らず、自身の手による作詞作品を何編も含むのもその表れであろう)によるものだろう。10 people agree with this review
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