Das Lied von der Erde : Klemperer / Philharmonia, New Philharmonia, C.Ludwig, Wunderlich
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nk | 東京都 | 不明 | 13/September/2023
明と暗、言い換えれば「生と死」をこれだけ克明に 表現した演奏の記録は極めて稀であると断言してよいと思います。 この時期のマーラーは9曲目の交響曲を作成する ことを恐れていたようですが、 この9曲目の交響曲が愛弟子のクレンペラーによって これほどまでに精神性の高い次元で演奏された録音が 今現在我々の耳に入ってくるということは奇跡としか 言いようがありません。 まあ、オンマイクでの録音なので木管楽器の音量が 大き目に聴こえてはくるし、ハープの音量が大きすぎるし、 コントラバスのピッツカートがなぜか左チャンネルから 聴こえてくる……、など録音上の問題があるかとは 思いますが、そんなことを超越したクレンペラーのこの作品 に対する命がけとも言える表現力には脱帽です。 素晴らし過ぎます!0 people agree with this review
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LFA | 千葉県 | 不明 | 08/March/2021
還暦を超えたあたりから「大地の歌」を良く聞くようになりました。LP時代はワルター、ウイーンフィルの演奏が好ましいと思っていましたが、ハイレゾの時代ではクレンペラーの録音の音質以上の録音が重要だと思います。良い録音の良い演奏を探す楽しみを持っています。しみじみとした演奏をお酒を飲みながら聞いています。0 people agree with this review
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 10/February/2020
クレンペラーは勿論、ウンダーリヒが素晴らしい。 早くに亡くなかった事が残念でならない。彼が生きていたら他にどんな素晴らしい録音が生まれた事だろう。 この第1楽章の演奏を越えることは出来ないのではないだろうか。0 people agree with this review
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工房の音 | 神奈川県 | 不明 | 14/January/2012
演奏については今さら何の解説の必要も無い永遠不滅の名盤.さて問題は今回のSACDの音質だ.ESOTERICのSACDを買い逃した貴方,安心されよ.このSACDの音は素晴らしい.ただ,同じ音ではない.ESOTERIC盤とは違う音である.ESOTERIC盤は中域にエネルギーがあり,音のエッジはまろやか,いい意味でのアナログ的音に仕上げてある.EMI盤はいい意味でデジタル的仕上がりとなっており,エネルギーバランスはフラットで,分解能と音の定位はEMI盤に一日の長がある.演奏の隅々まで聞き取れるのはこちらだ.「木管がちゃんと聞こえることが重要だ」というクレンペラーの主張にかなっているといえるだろう.何れにせよこれまで出た各種CDとは比較にならない.クレンペラーに代わって,EMIに”schon”(ウムラウトが付けられないので悪しからず)と賛辞を送る.2 people agree with this review
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盤鬼hmv11 | 福岡県 | 不明 | 20/August/2011
近年注目すべき盤が続々とリリースされるも、これ程深甚なる精神性を究めた演奏は小生の知る限り未だに凌駕するもの無く、まさに【金字塔】と呼ぶに相応しい孤高の存在である。例えばRRレーベルの大植/ミネソタ管も大変立派な出来栄えで愛聴盤のひとつであるが、’60年代の録音というハード面(機器・技術)でのハンディキャップを鑑みても当盤の完成度は群を抜いている。無論ふくよかなホールトーンを伴う空気感は望むべくもないが、クールで見通しが良くスケール感を存分に伝える響きはむしろこの演奏には似つかわしい。男声・女声ともに安定感・色艶・表現力など全てに亘り申し分無し、これ以上何を望めようか!これをリードするクレンペラーには神々しささえ感じられる。彼の提示する東洋の諦観・達観の根拠は何に起因するのであろうか、スコアの音符の読みだけでは到底辿り着けない深遠の境地、まことに興味深い。4 people agree with this review
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古関さん | 大分県 | 不明 | 25/July/2010
この「大地の歌」の凄さは、オット−・クレンペラーという人の人生の深さを感ぜずにはいられないような何かがあるところです。「深さ」といってしまえばそれまでですが、それこそが芸術の芸術たる所以でしょうか。5 people agree with this review
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Ochs | 神奈川県 | 不明 | 05/March/2010
これまでART盤で聴いていました。HQ盤の録音評価が高いので購入してみましたが結果は私にとっては失敗でした。確かに帯域や広がり感は少し増しているようなのですが、全体的に音の粗さが目立ち特に声学部の密度が薄く感じられます。ちょうど以前聞いたHS2088盤に似た印象でした。私にとってはART盤の方がずっと安心して演奏の素晴らしさに浸れるようです。単に好みの問題か再生装置とのマッチングの問題なのでしょうか。4 people agree with this review
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masato | 新潟県 | 不明 | 27/February/2010
ブーレーズ、シノーポリ、大植、そしてM.T.トーマス…素晴らしい演奏、優秀録音、勿論惹かれます。が、必ず帰ってきてしまうのがこの演奏。『告別』の音・響き…これは何でしょう…。音と言ってはいけないのかもしれません…“慟哭”…? そして、その後に来る“諦観”“永遠”…。優秀録音だけではどうにもならない何かが、この演奏には詰まっている。4 people agree with this review
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KS | 兵庫県 | 不明 | 18/February/2010
マーラーの「大地の歌」の数あるなかでは、ベスト盤だと思っている。クレンペラーはワルター同様、マーラーの弟子であると言われているが、この盤に限って言えば、ワルター盤を凌駕していると思われる。ルードビヒ、ヴンダーリヒと歌手がトップ・レベルにあり、特にこの交響詩のハイライトである第6楽章「告別」の出来が抜群であり、心が打たれるのである。3 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 03/February/2010
ワルター&ウィーン・フィルの52年盤と並ぶ大地の歌の二大名演である。マーラーの直弟子であるワルターとクレンペラーは、マーラーの交響曲をすべて録音したわけではないが、両者が揃って録音し、なおかつ超名演となったのはこの大地の歌であると言えるのではないか。クレンペラーの演奏は、ワルターのように、ウィーン・フィルの独特の美しさや、各楽章毎の描き分けを明確に行い、随所に耽美的とも言うべき色合いを出した演奏ではない。微動だにしないゆったりとしたインテンポによる演奏だ。しかし、随所に見られる深沈たる深みは、ワルターと言えども一歩譲ることになるのではなかろうか。特に、大地の歌の白眉である第6楽章の告別の彫りの深さは秀逸であり、終結部の「永遠に」のあたりに漂うこの世のものとは思えないような抜け切ったような清澄な抒情は、クレンペラーという大巨匠が、晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地とも言うべき高みに達している。歌手を比較すると、ワルター盤のフェリアーとクレンペラー盤のルートヴィヒは同格。他方、ワルター盤のパツァークはやや癖があり、ここは、クレンペラー盤のヴンダーリッヒの畢生の熱唱の方を高く評価したい。それにしても、現代においてもなお、この二大名演を凌駕する名演が表れていないのは何とも寂しい気がする。録音については、もともと、従来CDでもかなりの高音質であったが、HQCD化によって、ほんのわすかの違いではあるが、音質が向上したように思った。5 people agree with this review
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Licca | 千葉県 | 不明 | 21/January/2010
50台半ばになって、やっとMahlerの後期交響曲が理解できるようになってきました。PCにonkyoのサウンドカードを付け、エレキットの真空管ヘッドフォンアンプで30年前に購入したsonyのCD3000をドライブしています。それにしてもこのHigh QualityCDの音質は最高です。日本版CDの音質にも満足していましたが、比較にならない高音質です。LP時代の感動以上です。1 people agree with this review
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 14/September/2009
このEMIジャパンのリマスターは素晴らしい。本国のARTよりも、ずっと生々しい迫力がある。名録音だと分かります。この名盤を聞くときは国内盤がお勧めです。個人的にはこの曲最高のものだと思っています。2 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 10/September/2009
オーケストラとの関係なのか1964年、1966年の両年にわたってしかもそのオーケストラはPOとNPOと分業?となった珍しい収録形態です。指揮者、独唱者は変わってはおらず首尾一貫性は保たれております。さて、演奏は第1楽章李白の詩による「大地の哀愁を歌う酒の歌」でテノールのヴァンダーリッヒが伸びやかにスタートします。次の「秋の寂しさ」でアルトのルードヴッヒが貫禄ある歌唱を展開・・・このように進んで「春の酔い」の章(アルト)でのフルートその他管楽器の扱いを生々しく顕わしこの傾向は最後の章・・孟浩然・王維「別れ」での30分間で生者必滅、諸行無常における今述べた管楽器奏法と最後のハープ、チェレスタ、マンドリンに施した対照的な扱いは全体冒頭事情があるにも拘らず(タイム的には各章過不足はなく)クレンペラーがこの曲をメリハリあるものに仕上げた本演奏・・・最高ランクにしたいものであります。1 people agree with this review
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 26/July/2009
ほぼ30年前にこの演奏のLPを買いました。20歳そこそこの若造で、曲の真価も判らないままで、それでもこの演奏には涙しました。今回CDで10年ぶり位に聞きかえし、言えるのは、頻繁に聞いていたわけでなくとも、自分はこの曲、この演奏と共に生き、年を重ねてきたのだということです。今おそらく自分も人生の半ばを過ぎて判ってきたことは、この曲はどんなに日々辛いこと、苦しいことがあっても生き続けなければならない私たちへの、Mahlerのせめてもの慰め、贈り物なのですね。そしてKlempererのこの演奏!!たとえ将来、自分がいなくなっても、たとえ世界が、地球が滅びても、人間が生き続ける限り、無くなって欲しくない曲であり、演奏です。9 people agree with this review
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ギネス | 川崎 | 不明 | 15/November/2008
演奏は最高である、五重丸。ARTの再発に期待したが、相変わらずフォルテシモで歪み聴きづらい。EMIの65年頃から70年頃の録音は全て同じ傾向。EMIは根本的にマスタリングに力を入れないと折角の歴史的名演が台無しである。1 people agree with this review
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