Lohengrin(1958), Tannhauser(1955), Die Meistersinger von Nurnberg(1957): Cluytens / Bayreuther Festspiele (10CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 20/July/2015
クリュイタンスのバイロイト初登場『タンホイザー』は、初日の二日前に、パリにバイロイトのヴィーラントから急遽出演不可能になったヨッフムの代演を依頼されてのことだったという。ということは前日の現地入りということか。いくらヨッフムで下傾稽古を積んでいたにせよ、大変なことだとは思うが、この『タンホイザー』は素晴らしい名演である(この録音は初日とは限らないにしても)。ラヴェルの名手としてのクリュイタンスとは別の顔で、線が細いどころか、迫力も満点な生気に富んだ演奏。同曲中最高の名演と言う評があるのも宜なるかな。歌手ではタイトルロールのヴィントガッセンが、苦悩の翳りを滲ませた名唱で、若々しいD.F=D.のヴォルフラムも素晴らしい。ブローエンシュティンのエリザベートも初々しさには若干欠けるものの悪くない。音も時代なりで力があるのがいい。『ローエングリン』も名演だが、一番あとなのにこれが一番音が悪くて、レンジが狭いし、分離も良くない。前奏曲からくっきりとせず透明感が欠けているのは大きなマイナス。エアチェックか電気的なノイズも入る。でも指揮は欠けたるところはないので惜しい。歌手ではコンヤのタイトルロールが、レジェーロな感じで、ヒロイックではないが、この世ならぬ感じがしていい(昔NHKのイタリア・オペラで『ドン・カルロ』のタイトルロールを聞いたのだが全然記憶がない)。エルザのリザネックはいつも特徴が掴み難い歌手だが、今回も無難な域に留まる。まだ声が重くなっていないヴァルナイと重なると声の輝きの点で大分聞き劣る。『マイスタージンガー』は音も演奏も『タンホイザー』と並ぶ。素朴さも祭典性も、迫力も叙情性も十分。見事なものだ。ダヴィッドが普通の歌唱とは随分違うなと見たら何とあの「ミーメ」でならしたシュトルツェ!声域が違うとはいえむしろベックメッサ−(こっちのシュミットーワルターは普通の出来)のキャラとは思うが、達者。となると名アルベリッヒ、ナイトリンガーとの兄弟出演(?)と思ったが、こちらはさすがにあんなアクの強い歌ではなく立派なザックス。あと、聞いたような声だなと思ったら夜警がクナとVPOの『ワルキューレ』一幕のフンディングだったヴァン・ミル。グリュンマーのエヴァも可愛い。クリュイタンスはこれらの多士済々をまとめあげて真に見事。屈指の名演でしょう。ヒストリカルの音が悪いのなんてという向きでなければ、これで1500円とは安い買い物。20 people agree with this review
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