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Bizet (1838-1875)

CD Symphony, Partie, Jeux d'enfants : Ozawa / French National Orchestra

Symphony, Partie, Jeux d'enfants : Ozawa / French National Orchestra

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  28/April/2012

    ビゼーがまだ十代の時に書いた彼の唯一?の交響曲は何と1930年代半ばあの大指揮者ワインガルトナーによって初演されたもので青春時代の作品そのものというか各楽章分かり易い楽想でメロディ・メーカーであるビゼーの芽が聴かれます。従ってこの演奏にはそれなりの「活き活きさ」「瑞々しさ」が求められるわけでその点では小澤/FNOの本演奏(小澤47歳の1982年録音、タイム@10’20A10’09B5’55C8’56)は比較的満足度の高いものとなっていると思いました。第1楽章は歯切れよくスタートし覇気感も充分です。日本人の茶漬け感覚とフランスオーケストラのお洒落れ感覚が程よくブレンドした雰囲気ではありますがちょっと弦の生々しさがザラツキ感に結びつく処もあります。第2楽章はオーケストラバックでオーボエが哀愁あるテーマが流れる楽章でやはりオーボエが決め手となりました。途中場が変わっての弦はよく歌いやがて入る弦掛け合いはゆっくり目に進めるところも実に印象的です。そして又初めの楽想に戻って行く過程も充分足どりをとって先ほどの「弦掛け合い」の面影を残しつつ余韻を持ってこの楽章を終えます。第3楽章は私がまだ小中学生の頃、TVでのニュースでよくBGMに使われたもので、クラシック音楽とは無縁の頃ではあっても記憶に残った曲です。小澤のこの演奏は反復してじっくり腰を据えたもので弦の美しさがこの楽章では活きています。最終楽章も通常得てして先を急ぐ様な或いは軽々しく扱われ勝ちなところを精妙に軸足しっかりとした運びに好感を持ちました。とにかく全体片手間的な演奏にはなっておらず透明感ある仕上がりになりこの曲では最高ランクにしたいです。小澤には後年1995年水戸COと録られたこの交響曲演奏盤(タイム@9’49A10’55B6’02C8’55)もありますね。本盤併録分・・・劇的序曲「祖国」(13’07)は私は初めて聴いた曲でマァ愛国心高揚の為の音楽でもあるのでしょう・・・賑やかなものです。組曲「子供の遊び」(10’49)は洒落た小品で正しく「遊び」的な処が余裕が感じられました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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